アメリカでは競技用人工芝にPFASが含まれるとして警戒されているが、家庭用人工芝も危ないようだ。
米カリフォルニア州オークランドの非営利の環境衛生センター(CEH)は今年3月4日、高レベルのPFOSを含んだ人工芝を販売していた2店舗(Home Depot と Lowe)に法的通知を送付した。驚くほど高いレベルのPFOS(PFASの一種)が含まれていたという。
これは、カリフォルニア州の消費者健康保護法の提案65に示されていたPFOSへの潜在的な曝露を顧客に警告しなかったため。
要するに、警告ラベルを貼らずに販売していたようだ。
「人工芝に触れると、芝から手、そして口に移すと、PFAS化学物質にさらされる可能性がある」とのこと。
そのためCEHは、小売業者や製造業者が人工芝製品からPFASを除去し、製品が公衆衛生と環境に安全であるようにすることを望んでいるが、その間、人工芝からのPFOSへの暴露を避けるために、次の方法を推奨している。
1.人工芝に触れたら石鹸と水で手をよく洗うこと
2.人工芝への露出を制限する。子供がいる場合は、芝での遊び時間を制限し、芝に接触する手やその他の身体部分が口に触れないようにすること
3.人工芝の代わりに、天然の造園材料やその他の干ばつに強い庭作りを検討すること
以上、CEHのプレスリリースより。
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