2023年11月30日に開始されたルーマニアのデポジット制度はうまくいっているようだ。
ある記事によると、
• 35億個以上のパッケージが収集された
• 230,000トン以上の再生材料がリサイクルのために転用
• デポジット制度のために設立された7つのセンター
• 800以上のグリーンな雇用が創出され、地域経済とコミュニティを支援
• 2024年10月には、84%の記録的な回収率
とのこと。
まずは良かった!
出典↓
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2023年11月30日に開始されたルーマニアのデポジット制度はうまくいっているようだ。
ある記事によると、
• 35億個以上のパッケージが収集された
• 230,000トン以上の再生材料がリサイクルのために転用
• デポジット制度のために設立された7つのセンター
• 800以上のグリーンな雇用が創出され、地域経済とコミュニティを支援
• 2024年10月には、84%の記録的な回収率
とのこと。
まずは良かった!
出典↓
米国の首都ワシントンD.C.で飲料容器のデポジット法案が提出された。
1区議会議員のブリアン・ナドーが法案を主導している。
ボトル入り飲料と缶入り飲料の容器を10セントのデポジットをつけて販売し、容器を返却すると10セント返金されるというでおジット法案だ。
「プログラムに参加する小売店は、ボトルや缶の取り扱いに対してD.C.から料金を徴収する。市はプログラムを監督し、参加する小売業者を支援する」と書かれているが、どんな方法でやろうとしているのかよくわからない。
メリーランド州でも、同じような方法のデポジット制度が提案されているそうだ。
出典:https://wtop.com/dc/2025/01/will-you-pay-an-extra-10-cents-for-a-bottled-drink-knowing-you-can-get-it-back-later/
福井県美浜町の海岸に死んで打ち上げられた絶滅危惧種のウミガメ「オサガメ」の体内から、1メートルあまりのプラスチックシートとペットボトルのラベルが見つかった。
ラベルは国産のお茶のペットボトルで、ブランド名もはっきりわかる。好物のクラゲと間違えて食べたのだろうか。
https://digital.asahi.com/articles/ASSDM4DB8SDMULBH004M.html?iref=pc_photo_gallery_bottom
ペットボトルからラベルが勝手に剥がれることはほとんどないため、誰かが剥がしたラベルが回収ルートから環境中に漏れだし、海へ流れ出したのかもしれない。
前々から苦々しく思っていたが、日本ではラベルを剥がすことがまるで良いことのように宣伝されている。リサイクルしやすくするとして、そのように「教育」されるが、ラベルを剥がせばラベルはごみ回収から当然漏れ出しやすくなる。
しかも、剥がされたラベルは他の雑多なプラごみと一緒くたになるため、質の高いリサイクルがなされるか疑問だ。
デポジット制度を導入している国では、返却前のボトルからラベルを剥がすことは禁じられている。ラベルを剥がすとペットボトルの由来がわからなくなるため、デポジットは返金されない。ラベルを剥がさなくとも、当然きちんとリサイクルはできている。
日本のこのラベル剥がしのおかしな習慣は一体誰のためのものなのか、いつも疑問に思う。
さいたま市内の河川からPFASが検出され、汚染源をたどるとある事業所(浦和区上木崎2丁目)にたどり着いたようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/56780af567973165b78acaad51b6a624724778d5
何の事業所だろうかと思い、「有害物質使用特定施設設置事業場一覧表」を見てみたが、「事業所には現在、PFASが発生する要素はない」そうなので、ここに掲載されているところとは限らない。
一体何を作っていた会社だろうか?それとも産廃処理業か?
ハンガリーでは今年1月から飲料容器のデポジット制度が開始された。
ハンガリーの人々は飲料容器を食料品店などに設置された自動回収機に返却する(手動の場合もある)。するとバウチャーに加えて、即時銀行振込の形でデポジットが返金される。
ハンガリーでは1日500万から600万本の飲料容器を返却され、最近では多くの人がデポジット(上乗せ金)を慈善団体へ寄付している。
寄付先として選べるのは、ハイム・パール国立小児科研究所、ハンガリー改革派教会のベセスダ小児病院、およびゼンメルヴァイス大学の小児科クリニックだ。
10月の第1週までに、寄付金は5700万フォリントだったが、わずか2ヶ月後の12月初めまでにその金額は1億フォリントを超えたという。
多くの人はクリスマスを控え、小児科への寄付を増大させたということか。
デポジット額程度の小口の寄付なら多くの人は参加しやすいから、良いシステムだと思う。
病院との現在のような契約は2025年7月まで続けるそうだ。
<関連記事>
相模原市が、2024年度のPFAS結果を公表した。
3M社敷地内(南橋本)の地下水のPFAS濃度が870ng/Lと、なぜか激減している。昨年は1400ng/L、一昨年は1500ng/Lだったはずだ。
PFASが漏れ出さないように、何か有効な手を打ったのだろうか?
それとも??
市の検査日を知っていた同社が、検査直前に井戸を真水で薄めたのでは?などと疑いも頭をよぎる、まさかそんなことはしないだろうと信じている。
韓国・釜山で開かれていた国際プラスチック条約会議。
期待していたにも関わらず、合意できないまま閉幕した。日本の姿勢は終始消極的で、参加国の半数以上が賛成していたプラスチック生産を削減することにも賛成しなかった。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD301N40Q4A131C2000000/
これではまるで、日本が産油国などと足並みを揃えたように見える。とても恥ずかしい。
プラスチックは地球の三大危機に直結することが報告されている。気候変動、生物多様性喪失、汚染だ。地球環境あっての経済だということを、日本は理解していないのだろうか。
昨夜遅く(今朝早く?)グリーンピースが、声明を発表した↓
韓国・釜山で今行われている国際プラスチック条約会議。条約には「プラスチック生産規制」を盛り込まないと意味がない。
しかし、グリーンピースによると、昨日生産規制に賛同する80ヶ国以上が提案書を提出したが、日本は賛同しなかった。
高野心連合に早くから参加し、日本よりも環境に熱心なはずの韓国も参加しなかったようだ。
参加した国は、EU加盟国と英国、オーストラリア、ニュージーランドやノルウェー、フィンランド、スイス、フィリピンのほか、アフリカ各国や南米、島嶼国など。
詳しくは↓
米ロサンゼルス郡がコカ・コーラ社とペプシ・コーラ社を訴えた。
「プラスチック汚染が環境と公衆の健康に悪影響を与えることへの責任と、プラスチック飲料容器のリサイクル可能性を公衆に誤解させたこと、そしてプラスチック飲料容器の使用に関連する重大な環境および健康被害を開示しなかったこと」がその理由だ。
詳しく知りたいと他の記事を探したところ、韓国メディアが日本語の記事を出し、業界団体のコメントを載せていました。
https://www.mk.co.kr/jp/world/11156486
日本でもこの手の訴訟が増えると、日本の人々ももっとペットボトルを警戒するようになるかもしれない。
少なくとも、日本人もあのペットボトルの回収率やリサイクル率の「大本営発表」をもっと疑うべきだ。
目からマイクロプラスチックが検出された。
49人の目の硝子体(しょうしたい)を調べたところ、合計8543個の粒子が見つかった。このうち、1745個が主に50㎛未満のプラスチック粒子として特定されたという。
見つかったマイクロプラスチックは、ナイロン66が最多で、次いでポリ塩化ビニル、そしてポリスチレンが多かった。
マイクロプラは、目の健康リスクに関わっているそうだ。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0048969724012488