豪タスマニア、2022年までにデポジット制度導入決定

オーストラリアのタスマニア州で、飲料容器のデポジット制度が2022年までに導入されることが正式に決まった。

環境保護局の最新の年次報告書によると、2018-19年には749,219トンの廃棄物が発生し、そのうち402,921トンが埋め立て処分されたとのこと。リサイクルされたものは259,829トンで、堆肥化されたものは86,469トンだった。

ということは、堆肥化を含むリサイクル率は46%程度だから、タスマニア州はデポジット制度導入前でも日本よりリサイクル率は高いようだ。

<関連記事>

<出所>

The Advocate(2020.11.13)

https://www.theadvocate.com.au/story/7011367/budget-money-for-container-refund-scheme/

新潟に大型バイオマス発電所建設 燃料はロシアの木と東南アジアの雑穀?

バイオマス発電大手のイーレックスとENEOSが新潟県内に大型のバイオマス発電所を建設する。

2023年度中の着工で26年度に稼働予定。

FIT(固定価格買取制度)は使わないとのこと。それで経営が成り立つとしたら、よほど安価な燃料を大量に用意しないといけないはずだ。

燃料は何かと調べたところ、新潟日報(2020.11.10)に「ロシアから輸入する木質ペレットや、東南アジアで栽培する穀物のソルガムを検討」していると書かれていた。

ソルガムというと、ヘルシーな雑穀として近頃有名なアレだろうか?もったいないような気もするが、パームオイルよりははるかにマシだ。

ロシアから輸入するという木質ペレットも心配だ。木質ペレットの原料は「低質」の原木をそのままペレットに加工するケースも近頃多い。もし、シベリアなどの木だとすると、もったいないどころの話ではない。地球温暖化を促進させてしまう。

それにしても電気は、実際に支払う値段以上に高く付く。原発はもう要らないが、他の電源も環境面で問題が多い。

節電が一番。大事に使わなければ。

<参考>

新潟日報(2020.11.10)「新潟東港に大規模バイオマス発電所 イーレックスとENEOS計画、新設では世界最大級」↓

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20201110580396.html

スコットランド、2022年からデポジット制度開始

スコットランドは、イギリス初のデポジット制度を22年7月1日から導入するとのこと。

デポジット/リファンド額はいずれも20ペンス。購入時に20pを飲料代に上乗せして払い、容器を返却すると20p返金される。

スキームの管理者は2021年1月に任命される予定。

これまでの報道を合わせると、対象は50mLから3Lまでの使い捨て容器で、びん、缶、ペットボトルだ。

<参考>

I・C・I・S(2020.11.4)

https://www.icis.com/explore/resources/news/2020/11/04/10570902/scotland-launches-uk-s-first-deposit-scheme-on-drink-containers-to-boost-recycling

欧コカ・コーラ、再生紙で紙ボトル製造を目指す

欧州のコカ・コーラが、100%紙で作った紙ボトルの計画を発表した。

写真を見ると、牛乳瓶のようなボトルだ。

第一世代の紙ボトルは、プラスチックライナーを中にラミネートしたもの(日本のカートカンのようなものか?)。

将来的にはプラスチックを含まない紙ボトルを作る計画だ。

欧米ではペットボトルの評判が近年すこぶる悪いため、ようやく欧州のコカコーラは、ペットボトルに見切りをつける気のようだ。

まだプラスチック好きな人の多い日本では、しばらくペットボトルは安泰だろうが、いずれ日本のコカ・コーラもペットボトルをあきらめる時代が来るのではないかと期待している。

<出所>

Foodprocessing(2020.11.4)

https://www.foodprocessing.com.au/content/packaging-labelling-coding/news/coca-cola-to-make-bottle-from-100-recycled-paper-871061305

韓国のプラスチック削減政策、傘袋も禁止に?

海外の政策はめまぐるしく変わることが多いので、気になる政策でもフォローしきれないことが多い。

もちろん情勢により機敏に対応するのは悪いことではないので、よい面も多いのだろうが・・。

韓国も例外ではなく、臨機応変に変更される。

韓国語が読めないため、つながりがよくわからず、断片的な報道だけ読む身としては、それが変更により以前の法律がなくなった結果、新しいのができたのか、それともその法律が一部変更されただけなのかさっぱりわからない。

以前、韓国は「2027年までに使い捨てプラスチックゼロに」という目標を掲げていた。

https://jp.yna.co.kr/view/AJP20180904001500882

「消費段階では、使い捨てのプラスチック製コップやストローなど、代替可能な製品がある使い捨て製品の使用を段階的に禁じ、27年までに「ゼロ」にするとの目標に掲げた。」とのことで、代替品のある使い捨て用品は禁止するとのこと。

しかし、先月発表されたロードマップを読むと「2022年までに一回用品使用量を35%以上削減する」と書かれており、レジ袋は2030年にゼロになるようだ。

http://me.go.kr/home/web/board/read.do?boardMasterId=1&boardId=1096240&menuId=286

2027年までにゼロになるものと30年までにゼロになるものがあるのだろうが・・よくわからない。

いずれにせよ、店頭などに設置されている雨の日の傘袋にも規制がかかるようだ。余力のある役所は2020年から、大型店では2022年から使用が禁止になるようだ。(韓国語がよく読めないので、間違っているかもしれないが)

ということは、既にソウル市役所などでは、雨のしずくを取る装置が備え付けられているのではないかと思うが、どんなものが使われているのか見たいものだ。

日本でもぜひ傘袋を禁止してほしい。

雨の日に、袋が店先に散らばっているのをみるのは忍びない。

日本のペットボトル、サーキュラーエコノミーは可能か

昨日「NIKKEI CIRCULAR ECONOMY WEEK 特別フォーラム
ペットボトル国内完全循環への挑戦」のセミナーを視聴。

「ペットボトルリサイクル先進国」の日本であるにも関わらず、これまで使用済みペットボトルから新しいペットボトルへの再生がわずか1割。この「ボトル to ボトル」をもっと増やすためのメーカーサイドの取組を紹介する、というような内容で、これをサーキュラーエコノミー(循環経済)とムリに結びつけたものだった。

確かにサントリーのように、ほんの一部の地域でも自治体に頼らず自主回収しているメーカーは、努力しているといえるかもしれない。しかし、多くのメーカーは自治体回収の上にあぐらをかき、それで「サーキュラーエコノミー」だなどと胸を張って欲しくない。

特にコカコーラは、100%回収を謳いながら自治体に頼りきりだ。

たとえば東大和市での役割分担はこうだ↓

https://www.city.higashiyamato.lg.jp/index.cfm/1,106069,3,html

 東大和市:市民の皆様への事業の周知と適正な排出の広報及び機器の運用ケア
 コカ・コーラ ボトラーズジャパン(株):ペットボトル自動回収機の設置・回収資源の適正利用
 東大和市清掃事業協同組合:回収したペットボトルの収集及び一時保管場所への運搬

一番お金のかかるペットボトルの収集を市にやらせておきながら、これのどこがサーキュラーエコノミーなのか理解に苦しむ。

このやり方が他市へも広がっているとのこと。

サーキュラーエコノミーの根底には、「拡大生産者責任(EPR)」が必ずあるべきだ。これをないがしろにして、サーキュラーエコノミーなどチャンチャラ可笑しい。

サーキュラーエコノミーとは、供給網のループを閉じて完全循環を目指すことのはず。そこに税金が介在する余地はない。「自治体との連携」の名の下に、税金をあてにしたサーキュラーエコノミーなどあり得ない。

主催した日経は一体何を考えているのか。

<関連記事>

映画:プラスチックの海

11月13日(金)から全国順次にロードショーとのこと。楽しみだ。

残念ながら試写はできなかったが、見た人の話ではよかったそうだ。

以下、転載↓

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映画『プラスチックの海』映画概要
https://unitedpeople.jp/plasticocean/
2020年11月13日(金)アップリンク渋谷・吉祥寺・京都ほか全国順次ロードショー
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海がプラスチックで溢れている―。わたしたちには何ができるのだろうか。

多くの科学者や識者が警鐘を鳴らす、海洋プラスチック問題。
年間800万トンものプラスチックが海に捨てられているという。
その大半は海底に沈み、海面や海中を漂うプラスチックも永久に分解されず、
マイクロプラスチックとなって食物連鎖の一部になっていく。
プラスチックゴミによる海洋汚染の実態とは?そしてプラスチックが海に、
プランクトンに、クジラに、海鳥に、人体に及ぼす影響とはー?

監督:クレイグ・リーソン
配給:ユナイテッドピープル 宣伝:スリーピン
原題:A PLASTIC OCEAN
100分/イギリス・香港/2016年

オフィシャルサイト:
https://unitedpeople.jp/plasticocean/

Facebook: https://www.facebook.com/poceanjp
Twitter: https://twitter.com/poceanjp
Instagram: https://www.instagram.com/poceanjp/

amazonに返品された商品、3分の2は廃棄

カナダで、Amazonに返品した商品を GPSで追跡調査したドキュメンタリーが評判になっているそうだ。

マーケットプレイス社が、返品された製品がその後どのような運命をたどるのかを調べるために、Amazonで購入した12個のアイテムにGPSトラッカーを仕込んだうえで返品した。

環境団体と連携して行方を調査したところ、12個中8個が廃棄され、再生品として販売されたのはわずか4個だったとのこと。

日本でも似たようなものかもしれない。

廃棄される商品はプラスチック製品も多い。合成繊維の衣類も多いだろう。

ドイツでは、以前からこのような廃棄が問題視されていた。そのため、まもなく返品された商品の廃棄を禁じる法律ができるようだ。

法律が施行されれば、返品された商品が再販できない場合、寄付などに回されることになる。

日本にもこのような法律が必要だ。

<参考>

「Amazonへの返品、行き着く先は埋立地? GPSで追跡調査したドキュメンタリーが評判」↓

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1282436.html

化粧品に酢酸セルロースが入るの?

化粧品のマイクロプラスチックがずっと気になっていた。

ダイセルがプラスチックの代わりに酢酸セルロースを球状にしたものを開発したそうだ。

「化学メーカーのダイセルは5日、化粧品に含まれるプラスチック粒子に代わる新素材を開発したと発表した。天然由来の酢酸セルロースを主原料とし、海中でも分解される。すでに化粧品メーカーにサンプル出荷しており、今年度中にも国内工場で生産を始める。」(日経2020.10.5)

化粧品のマイクロプラスチックの代替品ができるのはうれしい。しかし、酢酸セルロースで大丈夫なのだろうか?

酢酸セルロースというと、タバコのフィルターしか思い浮かばない。

タバコのフィルターは海ごみの代表選手だ。分解に最大10年かかるとここにも書いてある↓

https://www.cnn.co.jp/fringe/35131894.html

こんなものがファンデーションや口紅に入るのかと思うとゾッとするが、大丈夫なのだろうか。

特に口紅は食べ物と一緒に体内に入ってしまう可能性があるから、成分は食べられるものだけで作ってほしい。

<参考>

日本経済新聞(2020.10.5)「ダイセル、化粧品プラ粒子の代替素材を開発」↓

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64622380V01C20A0LKA000/

LOOP、来年3月からいよいよ開始か イオンはプラ半減計画

今秋から開始されるはずだったが遅れていたLOOP(ループ)。ようやく2021年3月からの開始に決まったようだ。

以前からイオンにも開始時期を問い合わせていたが、イオンもわからない様子だったため、このまま中止されるのではないかと疑ったが、とりあえず開始が決まったようで安心した。

LOOPに参加する店舗名を知りたくてイオンのサイトを見たが、まだ掲載されていないようだ。とりあえずは都内の一部店舗のみだろうから、なかなか行く機会はなさそうだが、いずれ神奈川県内の店舗でも始まるだろうと期待している。

早くデポジット付きリユース容器を試したいものだ。

また、イオンは2030年までに使い捨てプラを2018年比で半減すると発表した。

期待したい。

<出所>

日本経済新聞(2020.9.28)「プラ容器の再利用 スタートアップと大手が連携 ループ・ジャパンが循環網 味の素や資生堂など22社参加」↓

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64346610Y0A920C2TJ1000/

YAHOO!ニュース「イオン、2030年までに「使い捨てプラ」半減へ」↓

https://news.yahoo.co.jp/articles/0c2f2ff38db493fc967b965c68c07cc26c0bfa41

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