ヨドバシカメラのレジ袋、なぜ有料化しないの?

先日、ヨドバシカメラへ買い物にいくと、「環境にやさしいレジ袋を使っている」と店内放送が流れていた。

環境にやさしいレジ袋など、なんとなく概念矛盾ぽい。

プラスチック製レジ袋は確かに便利だ。丈夫で長持ち、安価で、素晴らしい。しかし、環境にやさしくはない。

レジ袋のせいで、たくさんの動物が死んでいることは有名だ。マイクロプラスチック化しやすこことも確実で、ボロボロになった場面もよく目にする。

先日行った海岸でもレジ袋らしきプラスチックが埋まりかけているのを見た。引っ張ればすぐにちぎれてボロボロだ。

ヨドバシカメラのレジ袋は、石灰石とプラスチックを混ぜ合わせて作ったLIMEX製だから、もっとボロボロになりやすいと思われる。環境中にでればプラスチック部分はすぐにマイクロプラスチックになるだろう。

なぜ無料で配布し続けるのか、レジ袋を少しでも減らそうという気はないのだろうか、ヨドバシカメラにはCSRを考える部署はないのか、と思い、「ヨドバシカメラ、CSR」でググってみた。

「低位」という欄がオレンジ色に光っていた。やっぱりなぁ・・・。

https://www.sustaina.org/ja/corp/yodobashi/

ヨドバシカメラさん、レジ袋の無料配布をやめませんか?

花王、舗装に廃プラ マイクロプラスチックは大丈夫?

最近、アスファルト舗装道路の表面の骨材に廃プラを使うことが増えている。

石油由来のアスファルトとプラスチックはよく似ているので、アスファルトの代わりに廃プラを使うのは考えてみれば当然だ。

欧州やインド、ベトナムなどで多いようだ。

インドでは、「南部カルナタカ州政府は、道路舗装でプラスチックをアスファルトと混ぜて使用するよう義務化した」とのこと↓
http://thinkwaste.net/international/2396

道路からマイクロプラスチックが発生しないのだろうか?と思っていたところ、日本でも廃プラを利用したアスファルト改質剤に注目が集まっている。
https://www.chemicaldaily.co.jp/【社説】アスファルト改質に廃プラの利用を/

花王も廃プラを使ったアスファルト改質剤をウエルシアの駐車場に使った↓
https://www.kankyo-business.jp/news/027144.php

アスファルトは損傷しやすいため、道路補修工事現場もよく見かける。

廃プラを利用することでアスファルトのモチがよくなるというが、廃プラを入れればいずれ飛び散ってマイクロプラスチックになることも確かだろう。

考えみれば、アスファルトが石油由来ということを考えると、廃プラを使っても使わなくても、アスファルトの摩耗粉はマイクロプラスチックの仲間だ。

これまでアスファルトを無条件になくてはならないものとして考えてきた。しかし、タイヤやブレーキの摩耗粉(マイクロプラスチック)もよく話題になっているが、車社会は温暖化の見地からだけではなく、プラスチックの見地からも見直す時期が来ているように思う。