昨日の東京新聞によると、神奈川県の米軍基地でPFAS流出が相次いでいるそうだ。
「大和市と綾瀬市にまたがる米海軍厚木基地から9月下旬、PFASの一種の「PFOS」などが含まれる泡消火剤が誤って放出され、基地内を流れる蓼たて川に流れ込んだことが発覚した。その後も、米軍は基地内の調整池にためていた汚染水を蓼川に放流し続けていた」(東京新聞2022.10.30)
環境省も実際、2020年6月に蓼(たて)川が合流する引地川から、暫定目標値の4倍以上にあたるPFOSを検出したと発表しているとのこと。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/210925/1
ミッチェル氏は、「日本政府は環境や人々の健康よりも日米地位協定を尊重している。ドイツや韓国など他国はもっと米軍の責任を強い姿勢で追及している。日本政府は、ほとんど文句を言わない」と話しているそう。
そういえば、ダイキンによる大阪・摂津市のPFAS汚染は、同社が日本では賠償も責任も拒否しているが、アメリカではPFAS汚染の和解金を4億円支払っている。なぜ日本では責任を認めようとしないのかと考えると、政府もメディアもPFASの危険性を国民に広く周知しないため、無関心な住民が多いためだと思われる。
このような環境ホルモン作用のある化学物質に甘い日本の未来と子ども達の将来がどうなるのか、とても心配だ。
また、同東京新聞によると、米軍は厚木基地や三沢基地で米軍は放射性物質を含む汚染水も、下水道に流しているそうだ。
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