神宮外苑、28日(月)から樹木伐採を強行か

国内外でこれほど多くの人が伐採に反対しているにも関わらず、新宿区は昨日、事業者による3回目の樹木伐採申請を許可した。

伐採は明後日28日(月)から開始される見込みだ。

伐採に反対するため、今日14時から全国ネット「コモンズの緑を守る全国ネット」が主催し、「みんなの緑を大切にパレード」で神宮外苑から日比谷公園までパレードをするそうだ。

https://commonsnet.jp/?p=34

https://commonsnet.jp/?p=50

「風致地区指定を区民にも区議会にも話すことなく、こっそりと変更する」などということが、あっさり許される日本は、本当に民主主義国家なのだろうか。

「アベノマスク」価格や数量は口頭で、メールは全員自発的に消去

なぜ「アベノマスク」が全戸配布されたのか。しかも、税金が400億円以上も使われ、大量の在庫が残った。挙げ句に、使う人はほぼいなかった。

まるで小児用サイズの布マスクで、カビなど不良品も多く、問題の多いマスクだった。

この訴訟で明らかになったのは、国の役人と業者のやりとりが何も残っていないほど、ズサンだったこと。

裁判長も「全て口頭で?」と聞き返したほどだったそう。

https://www.asahi.com/articles/ASSBH33WJSBHPTIL00WM.html?linkType=article&id=ASSBH33WJSBHPTIL00WM&ref=mor_mail_free_topix3_6_20241016

400億円もあれば、もっとよいコロナ対策ができたはず。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/076e832664eba658984cf5bc74f9115eb907511c

まるで火事場泥棒のような話だ。火事場でドサクサに紛れて得られた宝物を、寄ってたかって関係者一同で分けあったということか。

8月1日は世界のアースオーバーシュートデー

アースオーバーシュートデーとは、「1年間に地球が供給する生物資源と人間が消費する使用量を比べて期日に換算したもの、言わば「年間資源使い切りデー」」(エコロジカル・フットプリント・ジャパン)のこと。

2024年の日本のアースオーバーシュートデーは5月16日だった。そして、2024年の世界のアースオーバーシュートデーは8月1日。

ちなみに、昨年のそれは8月2日だったから1日早まった。ということは、昨年よりも資源の浪費が激しかったということか。

ロシアによるウクライナ侵攻は2022年からだから、早まった原因の1つはイスラエルのガザ侵攻だろうか?

戦争は最大の環境破壊であるのは当然だが、先進国が過剰な資源浪費を今すぐやめなければ、人間は地球に住めなくなるのは確かなことだ。

オリンピックも万博も見直すべきだ。とりわけ大阪万博は、やる意味がまったくわからない。神宮外苑再開発もあまりに過剰で、暴挙としかいいようがない。

こんなムダなことをしているから、日本は半年も経たずに(世界平均より2ヶ月半も早く)地球の資源を使い切ってしまうのだろう。

残念な都知事選の結果と神宮外苑再開発問題

都知事選は、神宮外苑再開発はほとんど争点にならなかったようだ。

都知事選に先立ち、三井不動産はこんなニュースをアップしていた。

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2024/0705/

再開発の言い訳だが、都庁元幹部が14人も天下っているならば、この記事も天下った元幹部が書いたのか。

再開発を進めることで、元幹部や都知事が得るメリットは大きいのだろうと思うが、私たちが失うものはお金にはかえられないものだ。

再開発の賛否を問う住民投票を日本全体でやってほしい。

日本の今年のオーバーシュートデーはまもなく。地球1個分の暮らしにはほど遠い

エコロジカル・フットプリント(以下、エコフット)は、人間が消費する量(需要)と地球が生産する量(供給)を比べる指標だ。

人間が地球の供給量を上回らず、地球1個分で暮らしている限りは、気候変動や森林破壊、プラスチック汚染などは起きなかったはず。しかし、今は地球の生態系サービスの量以上に人間は資源を使い、CO2を放出している。

そのせいで、いろいろひずみが生じ、環境問題も起きてしまった。

人間の活動が、生態系の再生能力を超える日がオーバーシュートデーだ。その日以降の暮らしは赤字の状態と同じで、私たちは子孫に借金をしながら暮らしていると考えられる。

昨年、世界のアースオーバーシュートデーは8月2日だった。

今年のオーバーシュートデーはまだ不明だが、日本のオーバーシュートデーは5月16日とのこと。まもなくだ。

新年からまだ半年も経っていないのに、私たちはエコフットの小さい国や子孫にツケを回しながら、赤字状態で暮らすことになる。

https://overshoot.footprintnetwork.org/newsroom/country-overshoot-days/

電池の捨て場所がない!不十分な拡大生産者責任

電池を使い捨てするのはもったいない、と充電式小型電池(ニッケル水素電池)を使用していた。

まだ出始めの頃に買ったものがもうほとんど役立たなくなったので、処分しようと処分先を探した。大手電気屋などの回収店は、近隣には見当たらない。仕方なく、相模原市が回収を始めたところへ持って行こうとしたところ、電気屋よりももっと遠方にしかなかった。

なぜ電池1つ捨てるのに、バスや電車を乗り継がなければならないのか??

すべての販売店に回収義務がないのはおかしい。また、通販で販売していたものは、着払いでリサイクル先に送り返せるようにすべきではないか。

リチウムイオン電池によるごみ収集車や清掃施設、リサイクル施設の火災が増えている。

リチウムイオン電池の回収場所もニッケル水素電池と同様、極端に少ないから、わかっていてもごみと混ぜて捨ててしまう人が多いのだろう。

日本の拡大生産者責任は一体なぜこんなに不十分なのか、とつくづく思う。

町田市に続き、相模原市でも人工芝で議会質問

私の知る限り、昨年から約10の市町村で人工芝について議会質問がなされている。

昨年12月、隣の町田市で笹倉みどり議員が人工芝について質問をしている。

https://www.gikai-machida.jp/g07_Video_View.asp?SrchID=8197

さすが町田市。

相模原市は?と思っていたところ、今年の3月議会で、相模原市議会の五十嵐千代議員が質問してくれた。

先ほど議会録画を見てみたところ、最初の市長答弁はおざなりな感じだったが、19分後の少し突っ込んだ再質問には担当部署の人が回答していた。

https://smart.discussvision.net/smart/tenant/sagamihara/WebView/rd/speaker_minutes.html?speaker_id=2&search_index=99

回答を聞く限り、担当部署では人工芝やマイクロプラスチックへの理解がまだ不足しているようだ。議会質問は、人工芝を使えば市民が喜ぶ程度に考えていただろう市側にとって、少しは刺激になったかもしれない。

市長答弁によると、相模原市の公共施設での人工芝敷設面積は約65,000平方メートル。96%がサッカー場やテニスコートなどのスポーツ施設だそうだ。ということは、幸い市立の幼稚園や小中学校などでは人工芝を使っていないようだ。後日付記:違っていた。相模原市立保育園では3園の屋上庭園が人工芝だ)

米フロリダ州、培養肉の製造・販売禁止が決定

動物の細胞から培養して作られた「培養肉」。フロリダ州では昨年11月に、州内で培養肉の生産・販売・配布を禁止する法案が提出されていた。違反者には罰金も科される法案だ。

この度、州知事がその法案を承認した。

法律に違反し、州内で培養肉を販売または提供する施設は、営業ライセンスを失う可能性がある。

州知事は「彼らは地球温暖化を農業のせいにしている」と不快感を示したようだ。

https://www.newsfromthestates.com/article/desantis-has-no-appetite-lab-grown-meat

地球温暖化は心配だが、培養肉もいろいろ心配だ。ゲノム編集技術も使っているだろうと思うと、食べる気にはならない。

福島みずほ氏、公式サイトに北陸電力の回答書を公開

福島みずほ氏が1月8日付けで、北陸電力に志賀原発に関する質問をファックスした。その回答が公式サイトで公開されていると聞き、見てみた。

クリックして85546cc3ce019c08cfbd25969de0ae4c.pdfにアクセス

変圧器から油漏れしたり、原発施設内に段差ができたりしたようだが、大事故には繋がらず本当に良かった。

福島氏にとって北陸電力は因縁の相手。10年程前、北陸電力に志賀原発の視察要請をしたところ、「脱原発の方、視察お断り」と断られたという。

http://www.asahi.com/special/energy/OSK201209050039.html

その因縁の相手は、今回はさすがに「脱原発の方には説明しない」とは言わずに、事故についての質問に一応答えたようだ。

地震で原発にトラブル それでも志賀原発の再稼働方針は「変わらない」

今回の地震で北陸電力志賀(しか)原発(石川県志賀町)施設にトラブルが生じた。しかし、被災地を視察した岸田首相は記者団に原発再稼働について問われ、新規制基準に適合すると認められれば「地元の理解を得ながら再稼働を進める方針は全く変わらない」と答えたそうだ。

https://www.asahi.com/articles/ASS1G5VF3S1GUTFK008.html

しかし、今回の地震でも原発に「想定外」が起き、変圧器が故障した。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302420

もし、稼働中に地震が起きていたらどんな惨事になっていたか、とゾッとし、停止中で良かったと安堵した人は多いはずだ。

それにも関わらず、再稼働方針は変わらないとする岸田首相は、再稼働に期待する経団連に配慮しているのだろう。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20231128/3020017144.html

経団連がリードする日本は、破滅の道を歩んでいるのではないか。経済界が必死で再稼働させたがるのは、このままでは電力会社に運転経験のない従業員が多くなり、原発を稼働させることができなくなると心配しているせいもあるようだ。

https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/358659

こんな「想定外」の地震ばかり起きる国で、原発を稼働したがっている人たちは、次の事故はどうせ自分の死後だろうとタカをくくっているのではないか、自分さえ儲かれば次世代などどうでも良いと思っているのではないか、と勘ぐりたくなる。