「水道における水質基準等の見直しについて(第1次報告案)」及び「水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準等の見直しについて(第7次報告案)」等に関するパブコメが開始された。
https://www.env.go.jp/press/press_04505.html
飲み水の基準を「PFOS 及び PFOA の量の和として 0.00005mg/L(50ng/L)以下とするという案で納得できる人は、PFAS製造・利用事業者くらいではないだろうか?
この数値を正当化するため、姑息な手を使ったらしい。評価するための論文を7割も密かに差し替えた「論文差し替え疑惑」が指摘されている。
https://slownews.com/n/n016e6347a901
PFASの曝露が腎臓がんや流産などと関係することを指摘する「都合の悪い論文」を省き、代わりに都合のよい論文を採用したという。これが本当ならば、日本は独裁者が統治する後進国と変わらない。
パブコメの〆切は3月27日だ。
「大阪PFAS汚染と健康を考える会」によると、以下の文案を参考にパブコメを書くのがよいようだ。
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意見 (別紙1-1のP4~5および全体への意見)←コレは必ず必要
環境省が新たに決めようとしている水質基準値50ng/ℓは、米国基準値の検出下限値であるPFOS4ng/ ℓ・PFOA4ng/ℓやEU諸国と比べて桁違いの高い値となっています。しかも、環境省自身が2010年より行ったエコチル調査(大規模疫学調査)で「非常に低い曝露濃度で染色体異常が起こる」との研究論文を全く無視しています。世界的趨勢及び重要な疫学調査を踏まえ、我国の水質基準は少なくとも米国基準以上に厳しくし、0.25ng/ℓ以下とすることを求めます。
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