深刻になる一方の香害被害。
その主原因はマイクロカプセルだと思われるが、中身の香料成分も気になるところだった。
海外では0.01%以上の香料成分を開示するメーカーが多かったが、日本では、SCジョンソン以外は、開示に応じていなかった。
この3月、ようやく日本石鹸洗剤工業会が柔軟剤や洗濯用洗剤などに含まれる香料成分に関しての指針を発表。0.01%以上の香料成分の開示を求めた。
先ほど検索をかけてみたところ、ライオンが開示していた!
例えば、「アクロン フローラルブーケの香り 香料成分」↓
https://www.lion.co.jp/ja/products/pdf/PerfumeIngredients/289.pdf
「ライオン洗たく石けん 香料成分」↓
https://www.lion.co.jp/ja/products/pdf/PerfumeIngredients/288.pdf
花王やP&G、ユニリーバはヒットしないところを見ると、まだ開示に応じていないらしい。
P&Gやユニリーバは、北米などでは開示しているはず。日本人はおとなしいから開示しなくてもうるさくない、とでも思っているのだろうか?
あまりに開示が遅いと、余程ひどい香料を使っているのか、今頃慌てて変更しているのか、と疑いたくなる。
香料には毒性の強いものも多いから、企業秘密では済まされない。
消費者には選ぶ権利がある。成分開示は最低限のメーカーの義務だろう。
<参考>
日本石鹸洗剤工業会(2020.3.2)開示の指針↓
https://jsda.org/w/01_katud/jsda/JSDA_seibun_kaiji_20200302.pdf