防虫剤や殺虫剤を妊婦が使用すると、新生児の体格に影響

国立環境研究所と名古屋市立大学は、妊婦が防虫剤や殺虫剤を使用することで、新生児の体格にどの程度影響があるかを調査した。

体重と身長に若干影響がでるようだが、それほど大きな影響ではなさそうだ。しかし、この調査はあくまでも身長や体重への影響だけなので、ほかのことは不明だ。

たとえば、IQや自閉症などへの影響もまだわかっていない。

わずかとはいえ、身長や体重に影響がでたということは、やはり妊婦は使用を控えた方がよさそうだ。

エコチル調査約10万人の妊婦を対象に、妊婦の殺虫剤・防虫剤の使用と子どもの体格の発育の各指標(出生時体重・身長、生後1か月までの体重増加量・身長増加量)との関連についてそれぞれ調べました。解析の結果、特定の殺虫剤・防虫剤の使用は出生時体重や身長増加量の減少と関連していましたが、個人レベルで見るとそれらの影響は大きくはありませんでした。ただし、妊婦の殺虫剤・防虫剤の使用が、子どもの体格の発育のみならず様々な発達とも関連するかについては十分に解明されていないため、今後はさらなる検討が必要です。

研究結果の詳細は↓

国立環境研究所ウェブサイト「妊娠期における母親の殺虫剤・防虫剤の使用と新生児の体重・身長の発育との関連」↓

https://www.nies.go.jp/whatsnew/20200731/20200731.html

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