欧州委員会(EU)は、海洋ごみとなりやすい10種類の使い捨てプラスチック製品や漁具を対象に、新たなルールを提案した。
①綿棒や使い捨てナイフやフォーク、皿、ストロー、マドラー、風船の柄など代替品のあるものは禁止
②プラスチック製食器や飲料カップは有料化などにより削減
③食品容器包装や飲料容器、タバコ、ウェットティッシュ、風船、プラスチック袋などの生産者には、廃棄物管理や清掃費用等の負担を義務付ける
④2025年までに飲料容器はデポジット制度などにより90%以上の回収を目指す
などである。
また、海岸ごみの27%を占める漁具については、漁具用の生産者責任制度の枠組みを完成させる。なくしたり、放棄されたりすることの多い漁具にも生産者に費用負担を求めるとのこと。具体的には、港湾施設からの収集・運搬・処理費用、および意識向上の啓発費用を生産者に求めるようだ。
このルール案は2019年5月の欧州議会選挙までに成果を出すことを目標に、欧州議会および理事会に提出されるとのこと。
詳細(原文)は↓
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-18-3927_en.htm
漁具についての詳細(原文)は↓
https://ec.europa.eu/fisheries/new-proposal-will-tackle-marine-litter-and-“ghost-fishing”_en
新ルールについては、毎日新聞にも詳しい解説が掲載されている↓
http://mainichi.jp/articles/20180605/mog/00m/030/006000c