日本は、2019年夏をメドに、医療や農業などバイオテクノロジーの技術開発に関する国の戦略をまとめる。2月に大学の研究者や企業経営者らによる有識者会議を立ち上げるとのこと。
2002年と2008年にもバイオ戦略がまとめられたが、有効に機能したとはいえなかったという指摘がある。11年ぶりの策定になる。
バイオプラスチックの開発や、微生物などの遺伝子情報を人工知能で解析する技術開発を後押しする。
ゲノム編集技術の開発と規制のあり方も議論するようだ。
<筆者補筆>
この背景の1つに、バイオプラスチック分野での日本の遅れを取り戻し、企業がバイオプラスチックを導入しやすくすることもあると考えられる。しかし、バイオプラスチックのリサイクルルートの整備と、使い捨てプラスチックの大幅削減のための具体的な施策を、同時に行う必要があるのではないか。このままでは、使い捨ての石油由来のプラスチックがそのままバイオプラスチックに置き換えられ、それで「すべて良し」とされそうな不安がある。
<出所>
日本経済新聞(2019.1.14)「バイオ技術戦略、11年ぶり策定へ」↓
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3992549011012019TJM000/
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