ハワイ州では、2021年1月から法律でオキシベンゾンとオクチノキサートの入った日焼け止めは禁止される。オクチノキサートは「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」という名称で、日本で販売されている日焼け止めにも広く使われているそうだ。
確かに、日本のドラッグストアーで売られている日焼け止めクリームを見てみたところ、その多くに、このメトキシケイヒ酸エチルヘキシルが入っている。
ショックだったのは、「無添加」とか「食品成分」などと書かれていたため愛用していたマミーUVケアシリーズの日焼け止めにまで「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」が入っていたこと。よく読むと、無添加とは「無着色・無香料・防腐剤フリー・無鉱物油・アルコールフリー」の意味だった…。
ハワイでの禁止は、サンゴの赤ちゃんの育成を妨げるなどのためだが、人間への影響も懸念してのことかもしれない。
ヨーロッパでは、以前からこれらは環境ホルモンだと指摘されているし、アメリカでも日焼け止めの化学物質は、体内に吸収されてしまう、と専門機関が指摘している。
特にスプレータイプとローションタイプは、「血液中の化学物質のレヴェルは塗布をやめても実験終了まで上昇し続けた」とのことだから怖い。
少なくとも、紫外線吸収剤や香料は避けたい、と思っていたところ、ハワイ土産に日焼け止めクリームをもらった。
まずその大きさにビックリ!見ると、8FL OZ(236mL)もある。
普段通りの量を塗ると、若干白残りするため、少なめのほうがよいようだ。ノビが良いため少しだけでも十分。防水時間は80分とのこと。
紫外線吸収剤はもちろん、環境ホルモンだといわれているパラベン(防腐剤)や香料も入っていない。
日本ならば、自然食品店などにしか売られていないようなものが、一般の店で普通に安く買えるのがうらやましい。
<参考>
「日焼け止めの化学物質は体内に吸収され、血液中に流れ込んでいた:米当局の臨床試験から明らかに」↓
https://wired.jp/2019/05/08/sunscreen-chemicals-soak-all-the-way-into-your-bloodstream/