国土交通省が進めていた、下水道に紙おむつを流す計画は中止になったという噂を聞いた。
調べたところ、p.34「今後の方針」にこう書かれている↓
「今後は、下水道への紙オムツ受入を検討する自治体や紙オムツ処理装置メーカー、紙オムツ 素材メーカー等、関係者間での情報共有を図りつつ、技術開発の動向やマイクロプラスチック に関する知見等について収集する。
ガイドラインの作成については、知見の蓄積状況や技術開発の動向等も踏まえて、課題の解 決に向けて十分な知見が蓄積されたと判断した時点で検討を再開することとする。」
要するに、さまざまな課題が解決されたら再開するということのようだ。
しかし、マイクロプラスチックのでない紙おむつというのは、プラスチックを使わない紙おむつが開発されない限り不可能なので、「再開の見込みがない=中止」と考えて良さそうだ。
それにしても、本当にお粗末なプロジェクトだった。
紙オムツなどを流したら、マイクロプラスチックがでることは最初から予想できたはず。しかも、下水道に流すなどと言い始めた頃にはもうユニチャームやトータルケアが九州でリサイクルを始めていた。
実証実験までやって、税金の無駄遣いも甚だしい。
<参考>
国土交通省ウェブサイト↓
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000540.html
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