武蔵野市の取組が素晴らしい。
日本では、市有地といえどもサンフランシスコ市のようにペットボトル水の販売を全面的に禁じることは難しい。
しかし、給水器を設置することで自動販売機の設置をやめたり、売店でペットボトルを販売しないようにすることは可能だ。
武蔵野市には多くの給水スポットが用意され、市民や訪問者がマイボトルやマイカップを持参しやすくしている。
市民サービスと環境を両立させたとても素晴らしい取組である。
大きなマイボトルは重いため、小さいボトルを持参すると、暑い日はすぐに中身がなくなってしまう。補充できる場所がなく、結果的に水を購入することもある身としては武蔵野市に引っ越したいくらいだ。
できれば市で資源ごみとして回収するペットボトルの収集回数をもっと減らし、せめて月2回程度(現在週1回)におさめればもっと良いのに・・と思うが、おいおい減らすのでは?と期待している。
市で毎週収集することは、ペットボトル需要に貢献することにつながる。市は親切な市民サービス、あるいはエコのつもりだと思うが、結果的には市民がペットボトルを利用しやすくしている。
収集頻度が高ければ高いほど、収集量が増加することは統計を見ても明らかだ。
ペットボトルを毎週収集することをやめたとしても、ペットボトルを可燃ごみなどに混入させる市民は多少増えるかもしれないが、ポイ捨てが減るわけではない。スーパーやコンビニでペットボトル回収をしている地域ならば、そちらへ持参する市民は間違いなく増加する。
最も好ましい効果としては、ペットボトルが自宅に溜まることを嫌い、購入を控える市民が増えることである。