日本製紙クレシアが大王製紙を提訴した。特許侵害とのこと。どの特許?と思って、記事を読んだところ、「3倍巻」とのこと。
写真を見たら、日本製紙のスコッティの3倍巻の写真を見たら、300mと書かれている。てっきり1ロールが300mだと思ったら、75mx4ロール・・。
たった75m巻でなんで3倍巻?1ロール25m巻で計算されているようだ。確かにダブルだからシングルの半分の長さしかないのはわかるが、1ロール25mでは短すぎてすぐになくなる。だから75mあったらうれしい人もいるだろうが・・。
訴えられた大王製紙のエリエールの3.2倍巻を調べたところ、80m巻だ。長さでいえば、当然こちらの方が長持ちするに決まっているから、日本製紙は焦ったのだろう。
これがどういう特許侵害にあたるのかはわからないが、いつも「うれしいトレペ」の100m巻(シングル)を使っている身としては、75mや80mで3倍巻だの3.2倍巻だのといわれると、正直戸惑ってしまう。
もともと家庭用トイレットペーパーは65m巻(シングル)が主流だったはず。ダブルで32.5mだ。いつのまに25m巻が標準となったのだろうか?
ダブルで100m巻ならば「3倍巻」をうたってもよいが、75mや80mで3倍巻だといわれると、「勝手に短尺にしておいてちょっと長くしたからってイバルな」と思ってしまう。
25m巻のトイレットペーパーなど、交換の手間が面倒でならない。しかも、シングルの50m巻に比べても使用する原料の量はかなり少ないはず。にも関わらず、以前シングルとダブルを試しに比較したところ、交換までの日数はシングルの方が2日ほど長かった。ダブルだとつい使いすぎてしまうのだ。
それで同じ値段をとるのだから、ダブルは財布に優しくない。シングルの方が経済的で、パッケージや物流のことを考えても環境的にも優れている。
この訴訟とは直接の関係はないけれど、ダブル派の方はこれを機に、シングルに転向したらよいのでは?使用感など慣れの問題だ。
<訴訟についての参考記事>
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022092600684&g=eco