PFAS(有機フッ素化合物)は、まだわからないことが多い。
半減期の長い危険な化学物質で、内分泌をかく乱する環境ホルモンであることは確かなようだ。
しかし、いろいろなものに入りすぎていて、PFASを使わないように1日をやり過ごすのは結構大変だ。
テレビなどで目にするPFASの写真は粉状、つまり固体だ。しかし、温度次第で水に溶けたり、揮発したりする種類のPFASもあるようだ。
最近発表されたカナダの研究によると、ファストフードで使用される堆肥化可能なパッケージを調べたところ、PFASが検出された。
しかも、2年間その容器を保存した後、また調べたら、総PFAS濃度が85%も低下したという。どうも揮発したらしい。
半減期の長いPFASは、気体となっても空中でその影響力(内分泌かく乱など)を駆使するのだろう。
となると、人工芝に含まれるPFASも、光にさらされ揮発して、大気中を漂っているのだろうか。子どもたちが人工芝の上で遊んでいる光景は、ほのぼのして見えるが、実は危険だということだ。
すべてのPFAS類を、早く禁止してほしい。
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