カリフォルニア沖で石油採掘施設のパイプラインが破損し、これまでで約57万リットルもの原油が流出した。
航行中の船のいかりがあたったようだとのこと。
動画に、浜辺で清掃作業員が原油の塊を除去している様子などが映っている。海鳥にも被害がでて、何羽か救助したそうだ↓
旧「環境にやさしい暮らしを考える」のブログです。持続可能な暮らしに関連するニュースや、気になった環境情報を紹介します。専門は環境経済学です。
カリフォルニア沖で石油採掘施設のパイプラインが破損し、これまでで約57万リットルもの原油が流出した。
航行中の船のいかりがあたったようだとのこと。
動画に、浜辺で清掃作業員が原油の塊を除去している様子などが映っている。海鳥にも被害がでて、何羽か救助したそうだ↓
渋谷区の学校で、生ごみを水と二酸化炭素に処理する「コムハム」という微生物技術を使ったコンポストを設置したところ、4月~7月の間に約300キロの生ごみを校内で処理できたそうだ。
「コムハム」は食べ残しや生ごみを約1日~3日で98%二酸化炭素と水に気化するという高速処理で、堆肥を作らないそうだ。堆肥がほしい人は、作る事もできるという。
普通のコンポストは、生ごみが消えるまでもっと何日もかかるので、もしカボチャの種やアボガドの皮なども早く消えるとしたら、かなりすごい。
虫はわかないのだろうか?
我が家の生ごみ処理器(キエーロ)は手入れが悪い上、なんでもかんでも入れていたため、虫がわいてしまった。今は、コーヒーかすのような分解しやすいものだけは入れるが、難しそうなものはしばらく入れていない。
先日、虫を寄せ付けないようにするため、土の上に薄めた酢をまいてみた。効果はまだよくわからないが、そろそろ野菜くずの投入も再開しようかと思っている。
<参考>
恵比寿新聞(2021.9.14)「渋谷区で生ごみを処理するシェアリングコンポストを街中に設置し街の人が運用する実証事業がスタート。対象は恵比寿ブロック(氷川地区)!」↓
時代は「逃虫」(とうちゅう)ということで、虫を捕獲し、外へ逃がすグッズを大学生4人と企業が共同で発売したそうだ。
確かに良いアイディア。
そもそも殺虫剤の成分は、ピレスロイド系やネオニコチノイド系などの農薬だ。こんなものを室内にまけば、吸い込んでしまい自分にも害がありそうだ。まいたあとの壁や床に成分が残っていたらと考えても恐ろしい。忌避剤では、既に自宅に入ってきてしまっている虫には手遅れだ。かといって、果敢に虫に立ち向かい、バシッと新聞紙で叩き潰す勇気はない・・。そういう人は多そうだ。
私もいつもクモを見つけると、古い大きめの紙封筒で捕獲し、外へ逃がしていた。紙封筒はゴワゴワしているので、隙間から逃げてしまい、捕獲に失敗することもある。
しかし、夜にクモを殺してはいけない、と子どもの頃に聞いたことがある。夜、クモを殺すと「ヨクモ殺したな」と、クモが仕返しにやってくるのだとか・・。おそらく益虫であるクモを殺させないために、昔の人が考えたダジャレだろうが、殺すのをためらうには十分だ。
時代は、殺虫ではなく、逃虫。確かに。
※プラスチック製というのが少々気になる。
<参考>
東京新聞(2021.9.15)↓
「殺虫、防虫ではなく「逃虫とうちゅう」 触らずに捕獲して家の外へ…日大生のアイデアがコンテストで優勝し商品化」
温暖化対策で電気自動車などの普及が進んでいる。リチウムイオン電池に使われるリチウムやコバルトの採取が各地で生態系を破壊している、という報告がある。
先日、FoEがおこなったセミナーによると、それら鉱山やアグリビジネスのせいで、2019年だけで200人以上の人々が殺されたそうだ。開発に反対した先住民や現地の住民達だ。
最近では、工業用ダイヤモンドを採掘しているアンゴラの工場から垂れ流された有害物質によって、コンゴの川が赤く変色。カバや魚の死骸が流れているという。
https://www.afpbb.com/articles/-/3361696
アフリカのダイヤというと、かつての映画「ブラッド・ダイヤモンド」や「コンゴ」を思い出すが、ダイヤモンドの被害は採掘現場だけでなく、工場から排出される化学物質により、カバまで殺されるようだ。
以前参加した大阪の市民団体・ウータンの学習会では、講師が「電気自動車が普及すると、コンゴの森がなくなる」と話していた。
レアメタル採掘により、生態系は破壊される。しかし、温暖化は待ったなしで迫っている。
解決策は、斎藤幸平氏のいう「脱成長」しかないのだろうか?
FoEではセミナーの動画を公開している↓
東京農工大の高田秀重先生たちのインターナショナル・ペレットウォッチの論文が公開された。
全文ダウンロードできる。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/emcr/1/0/1_20210002/_html/-char/en
タイトルは、International pellet watch: Global monitoring of polybrominated diphenyl ethers (PBDEs) in plastic resin pellets(機械翻訳:国際ペレットウォッチ:プラスチック樹脂ペレット中のポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)のグローバルモニタリング)。
西ヨーロッパや日本も汚染濃度が高いが、アメリカはもっと高い。
他のアフリカ諸国はあまり汚染濃度が高くないのに、ガーナだけがなぜか特に高いようだ。
直接の関係はないとは思うが、ガーナでは今春、イルカや魚がナゾの大量死をしているという報道があったので気になる。
AFP(2021.4.6)「魚が謎の大量死、イルカ60頭の死骸も ガーナ」↓
「2003年から2020年までの珠江河口からの幼生および成体のクジラ類におけるポリ塩化ビフェニル(PCB)の歴史的変化」という論文が発表された。
https://www.sciencedirect.com/journal/science-of-the-total-environment/vol/800/suppl/C
PCBは難分解性で体内に蓄積されやすい環境ホルモンだ。何十年も前に禁止されたとはいえ、まだ水中に残留している。クジラのような食物連鎖の上位にいる生物への蓄積は避けられない。
人間にもおそらく蓄積されているのではないだろうか。
また、同じ論文誌に東京農工大の高田先生たちの論文も掲載された。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0048969721044478
ペットボトルのキャップなどからベンゾトリアゾール系の化学物質が検出されている。紫外線吸収剤として使用されたもののようだ。
ベンゾトリアゾール系物質はPCBと同様、難分解性で体内に蓄積されやすい。
この手のレガシー汚染濃度は、時間がたってもあまり減らないようで、恐ろしいが、ベンゾトリアゾール系物質はまだ使用中の化学物質だ。
やはりペットボトル飲料などは、使わないに越したことがない。
奈良のシカはプラスチックごみを誤食し、被害を受けている。プラごみのなかでも、レジ袋のようなフィルム状のものは特に被害を受けやすい。紐状になり、排泄も吐き戻しもできずに、第一胃にたまったり、張り付いたりするからだ。
レジ袋有料化により、多少はレジ袋が減った。レジ袋が減った分だけ被害も減っただろうが、今でも有料化の抜け穴を利用して、レジ袋を無料で配っている店も多い。
また、有料で購入する人も少なくない。1円2円などと安く買えるため、その程度の値段ならばとためらわず買う人も多いのだ。
そのため、奈良のシカの被害は止まらない。
奈良の鹿愛護会のブログによると、1歳の雌ジカがプラごみを食べたことにより死亡したという。誤食したプラごみの写真を見る限りでは、レジ袋のようだ。
「プラスチックごみが第一胃の奥の方に詰まっており、それより先の消化管に食べ物があまり入っていなかったことから、プラスチックごみが食べ物の通過を邪魔して栄養不良となり、死亡に至る原因の一つになったのでは、と推測」されるとのこと。
<参考>
一般財団法人奈良の鹿愛護会ブログより
五輪で日本の鶏の飼育状況が、少しは変わるかと期待していたが、全然変わらなかった。
EU(欧州連合)では既に禁止されていると聞くが、日本の卵は92%がバタリーケージで飼育されたものだという。
身動きのとれないほど狭いケージ(1羽あたりB5版サイズのスペースだそう)に大量の鶏を押し込め、ひたすら卵を産ませるという飼育方法で、鶏はストレスに苦しみながら卵を産んでいる。
足下の床は金網。足も痛そうだ。
とはいっても、平飼いの卵などスーパーで売られているのを見たことない、と思っていたら、近所のスーパーで売られていた!しかも、卵パックは紙製!
とはいえ、価格はバタリーケージ卵の約2倍・・。
これではなかなか買い続けにくいと思ったけれど、鶏が苦しみながら産んだ卵だと思いながら食べるよりは、幸せに暮らす鶏が産んだ卵を食べる方が精神衛生上よいかもしれない、と思い直した。
これからは、できるだけケージ卵以外のものを選びたい、と思っている。
パーム油発電に関する2種類の動画と署名が開始されている。
動画は2団体が公開している。1つはFoEで主にHISの発電所、もう1つは「舞鶴にパーム油火力発電所なんかいらん!」の会で福知山のパーム油発電だ。
福知山の騒音はすごく、この音に臭いが加わるのでは、住民はたまらない。
(動画)
FoE「パーム油発電の真実」↓
https://www.facebook.com/watch/live/?extid=OKaIhsLYW4Pzo2fO&v=788413095304189&ref=watch_permalink
「バイオマス発電」という美名のもとで、堂々とおこなわれている自然破壊。原発や石炭火力でなければなんでもいいわけではない。再生可能エネルギーといわれるもののいくつかは、再生できないほど自然を痛めつけている。
その挙げ句に公害も引き起こす。署名は以下↓
1.「私たちの電気代で問題だらけのパーム油発電ビジネスを促進するのは止めて下さい!」↓
2.「パーム油発電の公害で苦しむ親子を助けたい! 三恵福知山バイオマス発電所の廃炉を求めます」↓
雨の中、近所からお母さんが子どもを叱る大声が聞こえてきた。
「ナメクジが家に入ってきたらどうするの!お母さん本当にイヤなのよ!!」と。
どこかの子どもが、ナメクジを捕まえて遊んでいたらしい。
お母さんの気持ちはわかるけれど、子どもってみんなナメクジやカタツムリが大好き。遊んでいても許して上げてほしい。
もう少し大きくなったら、ナメクジを見ただけで「キャー」と叫ぶようになるから、今だけよ・・。
それにしても、ナメクジが好きな子どもは多いのに、ナメクジ好きな大人は少ない。なぜだろう?