アメリカでプラスチック汚染からの脱却法の法案が現在、上院財務委員会に付託されているという。
どうなるか楽しみだ。もし、この法案が通過したら、アメリカは変わる。
もともとはジェフ・マークリー上院議員とアラン・ローウェンタール議員によってトランプ時代に提出された。しかし、通るはずもなく、2021年3月に再提出された。その後どうなったのかわからず、気になっていた。
この法案の画期的なところは、自治体レベルではなく、国全体での廃棄物規制が実現されること。しかも、画期的な規制だ。
主な骨子は次の通り。
1.プラスチック製容器包装の拡大生産者責任プログラム(EPR)
2.飲料容器のデポジット制度を全国10セント(容器1個当たりの保証金額)で導入(アメリカでは確か既に10州で実施されているが、まだ5セントの州もある。5セントでは効果が薄くなっている)
3.再生材利用の義務化。2040年までに再生プラスチックを最低80%含有させること
4.プラスチック製造施設の許可の発行に3年間のモラトリアムを導入することで、プラスチック生産を大幅に削減する
この法案は、化学工業会などから猛反対されているようだが、もしこれが通ればアメリカにも欧州並みの規制ができることになる。
<参考>
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