1歳の雌死亡、シカのレジ袋被害は止まらない

奈良のシカはプラスチックごみを誤食し、被害を受けている。プラごみのなかでも、レジ袋のようなフィルム状のものは特に被害を受けやすい。紐状になり、排泄も吐き戻しもできずに、第一胃にたまったり、張り付いたりするからだ。

レジ袋有料化により、多少はレジ袋が減った。レジ袋が減った分だけ被害も減っただろうが、今でも有料化の抜け穴を利用して、レジ袋を無料で配っている店も多い。

また、有料で購入する人も少なくない。1円2円などと安く買えるため、その程度の値段ならばとためらわず買う人も多いのだ。

そのため、奈良のシカの被害は止まらない。

奈良の鹿愛護会のブログによると、1歳の雌ジカがプラごみを食べたことにより死亡したという。誤食したプラごみの写真を見る限りでは、レジ袋のようだ。

「プラスチックごみが第一胃の奥の方に詰まっており、それより先の消化管に食べ物があまり入っていなかったことから、プラスチックごみが食べ物の通過を邪魔して栄養不良となり、死亡に至る原因の一つになったのでは、と推測」されるとのこと。

<参考>

一般財団法人奈良の鹿愛護会ブログより

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