図書館は不要不急の施設?長期休館は市の文化軽視の現れ

新型コロナウイルスの感染予防のため、相模原市の市立図書館は既に1ヶ月以上も前(2月下旬から)完全に閉じている。この度の非常事態宣言に伴い、さらに5月の連休明けまで休館が延長されることになった。

おかげで予約していた本は、2ヶ月以上塩漬けにされることになる。

他の自治体の図書館を調べると、これまでは予約本の受け取りと返却のみ実施していた地域が多い。今回の非常事態宣言に伴い、それらの図書館も休館を決めたようだ。

おそらく早晩、文化レベルの高い地域は、何か対策を考えるのではないかと想像している。

図書館スタッフと借りる人が、直接接触せずに本の受け渡しができるような窓口を用意するのは、それほど難しいことではない。

例えば、どこかの窓を少しだけ開放し、マスクと手袋をした窓口スタッフが本を渡してくれるだけでよい。返却は、いつもの返却ボックスが利用できる。

以前、テレビ番組で、中国の小売店がお金と商品の受け渡しを長い板の上に乗せて行っていた。間隔を開けたかったら、そのように本を長い板に乗せて渡してくれてもよい。

もちろん開館は、週1でも時短でもOK。無理のない範囲でやってくれるだけで構わない。

市が、文化施設である図書館を長期間閉館したまま、何も対策を考えようとしないのは、文化を軽視している証拠ではないかと疑っている。

大人はもちろん、学校や幼稚園を休んでいる子どもたちの中にも本を読みたい子はいるはずだ。

数日前に相模原市にメールで意見を伝えたが、いまだに返事はない。

大人にも子どもにも、本は必需品だ。外出を自粛しなければならない今、これまで以上に図書館は必要だ。

しかし、市にとっては真っ先に閉めるべき「不要不急」の施設だったようで残念だ。

拝啓 相模原市長様、早急になんとか対策してください!

(追記)

市から回答が届きましたので、以下に転載します。要するに、何もするつもりはないから、理解してくださいとのこと。

「新型コロナによる図書館閉館措置について 」について(回答)

電子メールを拝見いたしました。
ご意見につきましては、相模原市教育委員会に関する内容であるため、相模原市教育委員会に確認の上、次のとおりお答えいたします。

日頃より図書館をご利用くださりありがとうございます。
お問い合わせいただきました図書館が臨時休館中の本の貸出業務ですが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不特定多数の方にご利用いただいている図書館についても臨時休館とし、予約本の受け取りを含めた貸出業務についてもサービスの提供を行わない決定をしたものでございます。

ご不便をおかけし、申し訳ありませんが、ご理解くださるようお願いいたします。
ご不明の点につきましては、下記の問合せ先までご連絡くださるようお願いいたします。

以 上

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