帝人が廃棄漁網を食器や文房具などにリサイクルするそうだ。
しかし、漁網にはもともと防汚塗料などが使用されているが、文房具ならまだしも食器にリサイクルして大丈夫だろうか?
防汚剤と聞くと、ついPFASを連想してしまう。
また、海中に残留しているPCBやDDT、ダイオキシンなどを漁網が吸着していることも考えられる。
「回収した漁網は、まず洗浄設備で塩分や砂などの汚れを落とした後、高温で溶かして再生ペレットに加工」(日経新聞.2021.1.19)とのことなので、分子レベルにまで戻すケミカルリサイクルではなく、マテリアルリサイクルのようだ。
漁網のマテリアルリサイクルは、とても重要だと思うが、できれば食器以外のものにリサイクルしてほしい。
<参考>
日本経済新聞(2021.1.19)「帝人、廃棄漁網を食器に再生 海洋プラごみ削減へ」↓
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC146QH0U2A110C2000000/
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