オンタリオ州、リサイクルプログラムを拡大し完全なEPR法に

カナダ・オンタリオ州政府は最近、ブルーボックスプログラム(容器包装と印刷された紙のリサイクルプログラム)を拡大し、生産者に完全に責任を負わせる計画を発表した。

オンタリオ州政府の発表によると、2025年までに州全体のブルーボックスプログラムの全責任を生産者に移行するとのこと。つまり全費用を生産者に負わせるということだ。

これにより、自治体は年間約1億5600万カナダドル(約1億2900万ドル)節約できるという。

拡大される対象には、ストローや紙皿など使い捨てフードサービスアイテムも追加される。これらを追加することで、リサイクル費用を逃れたければ、リユースに切り替えろということを意味するのだろう。

日本の容器包装リサイクル法では、一番お金のかかる分別収集費用を自治体に負わせている。それがもう20年以上も続いているが変える気配もない。その上、先日成立したプラスチック資源循環促進法では、プラスチック製品の収集費用どころか再商品化費用さえも、自治体の責任だ。

拡大生産者責任へ移行できない日本の病癖は重い。

<オンタリオ州の出典>

waste today(2021.6.9)

https://www.wastetodaymagazine.com/article/ontario-epr-legislation/

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