今年1月、フランスではごみを防止する画期的な法案が議会を通過した。
2025年までにすべてのプラスチックをリサイクル可能にし、今後10年で使い捨てプラスチックのボトル(ペットボトルなど)の使用を50%削減するという。
また、ファーストフードのレストランやテイクアウト用の容器にプラスチックを使うことを、遅くとも2023年までに中止する。
さまざまな製品で、生産者責任(汚染者負担)も強化されつつある。例えば、たばこの製造業者は、来年からたばこの吸い殻の処分費用を支払う必要があるそうだ。
既にスーパーでの売れ残り食品の廃棄も禁じられている。
一方日本は、使い捨てが規制されず、無駄が多い。
それどころか、日本の廃棄物処理法は時代にそぐわなくなっているにも関わらず、漫然と継続され、いまだに多くの製品が税金で回収されている。
(追記)
フランスの法案について、「オヴニー・パリの新聞」にも記載されていた。
「プラスチック使用などを制限する無駄撲滅法案が国会で最終成立した。同法案は2025年のプラスチックのリサイクル100%、2030年までに使い捨てペットボトルの使用を半分にする目標に掲げる。」
とのことだ。
<参考>
The Guardian(2020.1.30) Landmark French law will stop unsold goods being thrown away;
https://www.theguardian.com/world/2020/jan/30/france-passes-landmark-law-to-stop-unsold-goods-being-thrown-away