プラスチック製容器包装には、材料リサイクルしにくいものが多い。
例えば、マヨネーズ容器などは複数の素材が層になっているため、せっかくきれいに洗って回収に出しても熱回収以外に他に利用法がない。
シャンプーなどの詰替用が「エコ商品」として売れている日本ではリサイクルしにくいこの手の軟質系プラスチックが多い。業界が熱回収の必要性を力説する気持ちはよくわかる。
今一度、容器包装リサイクル法の対象品目を見直し、容器包装というカテゴリーにこだわらず、材料リサイクルしやすいもののみを選んで回収したらいかがだろう?そうでなければ、いつまでも熱回収をも加えた「プラスチック有効利用率」が環境指標としてまかり通ってしまう。
毎日新聞の11月16日付け「なるほドリ」も、それを主張したくて選んだテーマではないか?
毎日新聞(2018.11.16)「弁当容器、再利用できる?複数素材使用 分別難しく」
https://mainichi.jp/articles/20181116/ddm/003/070/046000c
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