海洋のマイクロプラスチックレベル(MML)は、沿岸郡の心臓代謝疾患の有病率と有意に関連していると、米国の研究チームが発表した。
マイクロプラスチック濃度の高い海域の沿岸部に暮らす住民(平均年齢は43±6歳)は、マイクロプラスチック濃度の低い地域に暮らす住民と比べ、「2型糖尿病、冠動脈疾患、脳卒中の調整後有病率がそれぞれ18%、7%、9%高い」そうだ。
マイクロプラスチックの摂取が健康に影響するという報告は多いが、マイクロプラスチック汚染された海の近くに暮らすだけでも影響はあるようだ。潮風に乗って、マイクロプラスチックが海から陸へ流れてくるため、呼吸で吸い込んでしまうせいだろうか。
人工芝のようにマイクロプラスチックを大量に発生する施設は、やはりなくさなければならない。
<出典>
https://www.ahajournals.org/doi/full/10.1161/JAHA.124.039891
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