食品ロス対策と家計節約になるクラダシ、でも・・

数年前からKURADASHIを利用している。当初は商品が少なかったが、最近はかなり増えてきた。コロナで行き場を失った食品もあったり、国産農林水産物応援で送料無料のものがあったり・・でつい買ってしまう。

これって、フードロスではなくクラダシ用に作った商品では?と思われるものもたまにあるし、やむを得ないことだが量が多すぎる商品も多い。いつ発送するかが明記されていないものもある(「10日以内に発送」などと書かれている)。包装材の材質が記載されていない点もマイナスポイントで、使い勝手はまだイマイチだ。

しかし、少額だが普段しない寄付ができることや、値引率が高いものは家計の節約にもなるので、それなりに気に入っている。

昨日は9日、毎月9日はクラダシの日ということで対象商品は9%引きだ。冷凍のワッフルが美味しそうだったので、注文しようと張り切って注文しかけたところ、配達日を見てビックリ。

9月24日期限の商品であるにも関わらず、「9月21日発送」とのこと。ということは、到着日は早くても22日。24個ものワッフルを2日で食べきれるはずもなく、いくら冷凍品とはいえ、期限の切れたものをそう何日も冷凍庫に入れておきたくはない。ワッフルはあきらめた。

おそらく売れ残っただろうと思う。捨てられずにどこかへ寄付されていればよいのだけれど・・。

転売対策なのかもしれないが、もう少し早く発送してくれれば・・と思う。

転売対策とフードロス対策は、相容れないようだ。

フランスには「食品廃棄禁止法」があると聞く。一定面積以上のスーパーでは、フードバンクに寄付したり、動物の飼料に活用するなどして、廃棄を避けなければならない。

メーカーや問屋にも適用されるのかは知らないが、日本にも食品廃棄禁止法ができればよいなぁと思う。

KURADASHI ↓

https://www.kuradashi.jp

5省庁が「香害」ポスターを作成、配布へ

消費者庁や文部科学省、環境省など5省庁が、香り自粛を求めるポスターを作った。教育委員会への電子版で送ったそうなので、受け取った教育委員会に良心があれば、各学校へ知らせてくれるのではないか、と期待している。

受け取った校長先生が保健の先生に相談してくれれば、保健の先生にもよるだろうけれど、学校は多少マシになり、子どもたちへの被害は減るかもしれない。

筆者も最近、窓を開けると室内に入り込んでくる近隣住宅の洗濯物からの匂いに閉口している。

以前はほとんどわからない程度だったが、今では「これでもか!」というほど強い匂いだ。おそらく洗濯物の主の一家は、鼻が慣れていて気にならないのだろう。

その洗濯物を干している家の住民が、香りの害に早く気づいてくれることを望んでいる。このままではこちらが先に発症しそうだ。

それにしても、なぜマイクロカプセルに人工香料を詰め込んだものを家庭用品に入れるなどという恐ろしいことを、メーカーは考えついたのだろうか。

そして、国はなぜこの程度のポスターでお茶を濁すのか。禁止してくれればよいものを・・。

5省庁連名ポスター↓

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/assets/consumer_safety_cms205_210804_01.pdf

レアメタルやダイヤモンドが生態系を滅ぼす

温暖化対策で電気自動車などの普及が進んでいる。リチウムイオン電池に使われるリチウムやコバルトの採取が各地で生態系を破壊している、という報告がある。

先日、FoEがおこなったセミナーによると、それら鉱山やアグリビジネスのせいで、2019年だけで200人以上の人々が殺されたそうだ。開発に反対した先住民や現地の住民達だ。

最近では、工業用ダイヤモンドを採掘しているアンゴラの工場から垂れ流された有害物質によって、コンゴの川が赤く変色。カバや魚の死骸が流れているという。

https://www.afpbb.com/articles/-/3361696

アフリカのダイヤというと、かつての映画「ブラッド・ダイヤモンド」や「コンゴ」を思い出すが、ダイヤモンドの被害は採掘現場だけでなく、工場から排出される化学物質により、カバまで殺されるようだ。

以前参加した大阪の市民団体・ウータンの学習会では、講師が「電気自動車が普及すると、コンゴの森がなくなる」と話していた。

レアメタル採掘により、生態系は破壊される。しかし、温暖化は待ったなしで迫っている。

解決策は、斎藤幸平氏のいう「脱成長」しかないのだろうか?

FoEではセミナーの動画を公開している↓

プラスチックの地層?

マイクロプラスチックと添加物が人間の健康に及ぼす潜在的な影響に関する詳細なレビュースタディが発表されているというので、詳細を読んでみようと論文を検索した。

ヒットした頁を見たら、研究の内容よりも写真に驚いた。

スペインにある渓谷の地層の中にくっきりと見えるプラスチックの層の写真だ。南イタリアのものもある。

これこそ、「人新生」の証拠写真か。見てはいけないものを見てしまった気がして落ち着かない。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7068600/

台風のときこそ本領発揮、世界初の新型風力発電

強風で故障し、止まったままの風車をよく見かける。

しかし、この「垂直軸型マグナス式風力発電機」は、台風の時こそ本領を発揮するそうだ。

大きな羽根をぶんぶん回すわけではないので、渡り鳥の迷惑にもならないかも?

石垣島での実証実験を経て、先日、フィリピン共和国バタネス州にフィリピン初号機が設置されたそう。

再生可能エネルギーは、今のところどれも今一つだ。メガソーラーは山や農地を削るし、パーム油のバイオマス発電は問題外。木材を燃やすバイオマス発電も「森林破壊」「放射能汚染された森の除染目的」などといわれ、問題山積だ。

風力発電もこれまでいろいろ問題が指摘されていたが、このタイプのものが本当にうまく発電できるならば、台風の多い日本にはピッタリ。

期待したい。

<参考>

台風でも発電可能な「垂直軸型マグナス式風力発電機」↓

http://copjapan.env.go.jp/cop/cop24/pavilion/04/

TABI LABO(2021.9.2)「日本発!台風さえもエネルギーに変える「マグナス式風車」って知ってる?」↓

https://tabi-labo.com/301377/wt-challenergy-in-philippine-release?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=newsletter_20210905

神奈川や埼玉もLoopの対象エリアに

これまで東京都内が中心だったLoopの対象エリアが拡大された。私の住む神奈川県内も対象になったようで、連絡が来た。

早速登録し「よし、買うぞ!」と商品を見たところ、まだまだ商品数が少ない。品目が少ない上、超高級品しかない。

一番ほしかった醤油は、1本1000円以上のもののみ。インスタントコーヒーのビンは、お値段はフツーで超ミニサイズ(結果、かなりの割高品)。確かに美味しそうではあるものの、これで買い続けるのは辛い。

シャンプーは石鹸シャンプーがほしかったが、それもなし(石鹸メーカーが参画してなかったので、これについてはほぼ諦めていたが)。

マヨネーズやケチャップなどは、影も形も見当たらない。

参画している企業はまだ様子見している状態のようだが、これではエコな金持ちしか買い続けられない。

もっと選択肢を増やしてほしい!

<関連記事>

土でも海でも分解する生分解性ストロー、原料は地元調達

熊本日日新聞によると、ベンチャー企業のアミカテラ(東京)は今月から、熊本県益城町の工場でプラスチックの代替品となる生分解性素材を開発・製造する。

原料は、竹や樹皮などの植物繊維を主原料にした「モドセル」というものだ。

生産能力は1日64万8千本とのこと。

また、「県内で調達した原料で生分解性素材を生産する水俣工場(水俣市)も、来年1月に稼働する」そうだ。「これに合わせ益城では、素材の調達を台湾から水俣に変更。ストロー価格を、競合する紙製と同等に下げられるという」。

益城工場では、コーヒーかすを使ったものも作りたいそうだ。

竹や樹脂、コーヒーかすなどでどのようなストローを作るのだろうか。生分解性プラスチックとも違うようだ。使い勝手なども見当は付かないが、どんなものができるのか、ちょっと楽しみだ。

<参考>

熊本日日新聞(2021.9.2)「脱プラスチック、ストロー生産 東京の「アミカテラ」、益城町の工場で9月中に」

https://nordot.app/805973404709011456