国際研究チームがペットボトルに入ったミネラルウォーターを調べたところ、1ミリリットル当たり1億個以上のナノプラスチックを検出した。1リットル当たりではなく、1ミリリットル当たりだ。
https://japanese.joins.com/JArticle/304826?servcode=400§code=400
調べたのはノルウェー科学技術大学と中国の南開大学、ベルギーのゲント大学などの研究チーム。サンプルは、ノルウェーで市販されている4つのブランドのペットボトル入りの飲料水だ。
これまでの検出方法とは違う方法で調べたため、これまで得られていた結果とは桁違いに多い。
これまでは、世界平均で「1リットル当たり325個」とのことだった。
https://toyokeizai.net/articles/-/236346?page=2
しかし、今回は「1ミリリットルにはナノプラスチックが平均1億6600万個」とのことなので、1リットルに換算すると1660億個?!
ということは、これまでの5億倍!?!
環境省はいまだに「プラスチック・スマート」などと、プラスチックと賢く付き合うなどといっているが、プラスチックを使っている限り、マイクロプラスチックの大量曝露から逃れられないことは明白だ。
あまりにも数が多いので、気になって元の論文を調べてみた。
これのようだ↓
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.est.3c00842
調べたのはノルウェーのスーパーで購入した4つのブランドのペットボトル入りの水。採取したポリエチレンテレフタレート(PET)ナノプラスチックは、平均サイズ約88.2 nmだったそう。
採取したサンプルの濃度は、1ミリリットル当たり約108(10の8乗だから1億!)個/mLと推定された。ボトル入り飲料水によるヒトの年間ナノプラスチック消費量は、成人の飲水量を1日2リットルと仮定すると、約1014個(100兆!?)と推定されたとのこと。
桁が多すぎて混乱する。