「3R + renewable」がプラスチック資源循環戦略で提唱され、プラスチック資源循環法でもそのまま基本方針として使われている。
おかげで私程度の語学力でもリニューアブルの意味がわかるようになった・・。あ、リニューアブルってrenewable energy(再生可能エネルギー)以外の時にも使うんだ、という程度には。
しかし、いまだにわからないのは、これが正しく何を指すのか、ということと、3Rの一体どこに入るのか、ということだ。
一般に紙や木などのようにまた生えてくるような資源を指すことは確かなようだ。
では、マテリアルリサイクルのことを再生利用というから、マテリアルリサイクルできるものでもよいのか、というとそうではなさそうだ。ペットボトルはマテリアルリサイクルできるが、ここには決して入れてはならない。
じゃあ他に何かというと、バイオマスプラスチックが入れられていることが多い。原料がバイオマスならば再生可能だというのがその理由だろう。しかし、バイオマスプラの大半はバイオマス100%ではない。5%とか10%とか25%などのように部分的にしか使わない。
仮に原料が100%バイオマスだと言われるポリ乳酸だとしても、化石燃料由来の添加剤を使う上、製造段階で再生可能エネルギー以外のエネルギーを大量に使用する。
これが果たしてリニューアブルといえるだろうか?
しかしここまでこだわると、紙や木も本当にリニューアブルか怪しくなるので、こだわらないことにして、じゃあ3Rのどこにリニューアブルが入るのかと考えると、これまたわからない。
リサイクルの後ろに入れて、4Rという人もいるが、これは少し違う気がする。
一方、コンビニなどの取り組みを見ると、あたかもリデュースの前に入るかのように、ちゃっかり「バイオマスプラ使用」を宣伝するケースが見受けられる。でも、これも違うだろう。
リデュースやリユースより先に来ることなどはあり得ない。
そうであれば、収まりは悪いけれど、リユースの後ろ、リサイクルより前が良いのだろうか?とも思うが、どうなのだろう。それならばそのように環境省は説明すべきだが、そのような説明は聞いたことがない。
わざと玉虫色にして、モノによりけり、ケースバイケースで考えろ、ということか。
気になって仕方がない。