海外では2025年までに使い捨てカップを全廃するなど、環境への意欲的な取組目標を示すスターバックスだが、日本ではこれまであまり環境への意欲を示さなかった。
しかし、日本のスターバックスもようやく今日、全アイスドリンクの使い捨てカップとフタを廃止すると発表した。店内での利用者には繰り返し使える樹脂製のグラスで提供するとのこと。
4月18日から国内106店舗で試験導入する。
また、持ち帰り用の取組としては、昨年秋から丸の内エリア10店舗で実施しているリユースカップの取組を、4月4日から渋谷エリアの9店舗でも実施する。
さらに、これまでのポリスチレン製の使い捨てカトラリー(ナイフ、フォーク、ヨーグルト用スプーン)をステンレス製に切り替える。3月中旬頃から在庫状況に応じて、順次切り替えるそうだ。
これらは2030年までに廃棄物を50%削減するという目標に向けたものであるとのこと。
詳細は以下↓
https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2022-4613.php
スタバは最近、「え!こんなところにまで?」と驚くほど、各地の文化遺産や名所旧跡に出店している。
周囲の景観に配慮した店構えにしているとはいえ、なぜ?の思いも拭えない。文化財や名所をごみで台無しにする前に、店内使用はもちろんのこと、持ち帰り用でも使い捨てを廃止し、リユースを徹底してほしい。
それがこういう所に出店する店の責務だと思う。
持ち帰り用のカトラリーは、カネカの生分解性プラを利用するようだが、そんなことでお茶を濁さず、ごみが出ないようにもっと工夫すべきだ。