ラウンドアップ裁判、初めて原告側の敗訴 ハチミツからグリホサート

アメリカのラウンドアップ裁判、これまでずっと被害者側が勝ってきたのに、今回初めてバイエル(モンサント)側が勝ってしまったようだ。まだ事情はよくわからないが、残念だ。告発した母親は、毎週庭にラウンドアップをまいていたらしい。その結果、10歳の息子がバーキットリンパ腫を発症したため、訴えた。

母親も脳に転移した子宮頸がんに苦しんでいるが、それは訴訟の対象ではないとのこと。

https://www.chemanager-online.com/en/news/bayer-wins-its-first-roundup-case

また、週刊新潮によると、日本で販売されているハチミツから残留基準値を超えるグリホサートが検出された。しかし、調べられた6種類とも0.02から0.03ppm程度のようなので、むしろ小麦やソバに混入しているグリホサートの方が心配になる。

なんといっても、小麦などの残留基準値は、2017年末から30ppmに緩和されている。

デイリー新潮(2021.10.6)「【独自】トップシェア「サクラ印ハチミツ」に基準値超えの発がん性疑惑農薬 役員らは隠蔽」↓

https://news.yahoo.co.jp/articles/2e142cc5ca5cffb8dd8ba792f330d420866df33a

ラウンドアップの収穫前散布によって、穀物にはグリホサートが結構な濃度で残ってしまう。それでパンを作ったりうどんを作ったりする方が、少ししか食べないハチミツよりもよほど心配だ。

また、ドラッグストアやホームセンターにはグリホサート入りの除草剤が、ラウンドアップ以外にもところ狭しと並んでいる。これらが一体どこにまかれるのか、と考えただけでもゾッとする。子ども達の通学路や公園でなければまだよいのだが・・・。

このような化学物質の安易な使用が、子どもの身体や精神にどのような影響を与えるのか、心配だ。

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