中国へ古紙を輸出しにくくなったため、各地で集団回収が危機に瀕している。
1990年代後半の古紙余剰時代を思い出す。
当時はまだ古紙のほとんどは国内で使われ、輸出はされていなかった。しかし、可燃ごみ削減のため、自治体回収が活発に行われるようになり、国内で古紙が余るようになった。
その対策として、さまざまな古紙を利用した製品も開発されたが、余剰を解決したのは輸出だった。
輸出先の大半は中国で、その中国への輸出が止まりかけている。
廃プラ同様、海外をアテにせず、国内で古紙を利用する手段を考える必要がある。
そのためにまずすべきことは、印刷用紙への古紙配合率を高めることだろう。
脱プラの特需は紙だと言われるが、少なくともそれは再生紙ではない。古紙に特需はなさそうだ。
<参考>
日本経済新聞(2020.2.1)「古紙「リサイクルの優等生」に影 回収網の維持難しく」↓
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55095340R30C20A1EA1000/
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