千葉県柏市の川や水路で国の暫定指針値(50ng/L)を大幅に上回るPFASが検出された。
「海上自衛隊の下総航空基地に近い柏市内の水路3カ所では1000ナノグラム以上を検出し、そのうちの一つでは指針値の36倍にあたる1800ナノグラムだった」とのこと。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000345429.html
1800ng/Lとは驚くが、水道水の水源としては使用していない場所のようで、まずは良かった。とはいえ、川や海の汚染は続いている。
京都大学の原田浩二先生の書いた記事には
「PFASが残留している地域では曝露レベルは低下していなかった」と書かれている。
一方、「3M社の製造廃止以降、特異的な汚染がない地域ではPFOS、PFOA濃度が低下してきた」
とも書かれている。
要するに、汚染源の土壌撤去などの対策と同時に、航空基地で現在保管されている泡消火剤の成分にPFASが入っている可能性が高いことから、至急成分を見直し、PFASなしの泡消火剤に切り替える必要があるということだ。
シャボン玉石けんもPFASなしの泡消火剤を開発していたから、PFASなしの泡消火剤の装備は可能なはずだ。
<原田先生の記事>
「PFAS汚染とバイオモニタリング、 そこから見る健康リスクについて」↓