最近、アスファルト舗装道路の表面の骨材に廃プラを使うことが増えている。
石油由来のアスファルトとプラスチックはよく似ているので、アスファルトの代わりに廃プラを使うのは考えてみれば当然だ。
欧州やインド、ベトナムなどで多いようだ。
インドでは、「南部カルナタカ州政府は、道路舗装でプラスチックをアスファルトと混ぜて使用するよう義務化した」とのこと↓
http://thinkwaste.net/international/2396
道路からマイクロプラスチックが発生しないのだろうか?と思っていたところ、日本でも廃プラを利用したアスファルト改質剤に注目が集まっている。
https://www.chemicaldaily.co.jp/【社説】アスファルト改質に廃プラの利用を/
花王も廃プラを使ったアスファルト改質剤をウエルシアの駐車場に使った↓
https://www.kankyo-business.jp/news/027144.php
アスファルトは損傷しやすいため、道路補修工事現場もよく見かける。
廃プラを利用することでアスファルトのモチがよくなるというが、廃プラを入れればいずれ飛び散ってマイクロプラスチックになることも確かだろう。
考えみれば、アスファルトが石油由来ということを考えると、廃プラを使っても使わなくても、アスファルトの摩耗粉はマイクロプラスチックの仲間だ。
これまでアスファルトを無条件になくてはならないものとして考えてきた。しかし、タイヤやブレーキの摩耗粉(マイクロプラスチック)もよく話題になっているが、車社会は温暖化の見地からだけではなく、プラスチックの見地からも見直す時期が来ているように思う。