クジラは「全大陸の森林生態系と同等の炭素を環境から除去していた」ことが明らかになった。
論文が、専門誌「トレンズ・イン・エコロジー&エボリューション」に15日、発表されたそうだ。
クジラが大量のオキアミを食べ、オキアミに由来する鉄分のある排泄物を出すことによって、植物プランクトンブルームが発生。それが大量の炭素を吸収してくれるのだそう。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/11/post-97409.php
https://www.cnn.co.jp/fringe/35197517.html
気候変動にも役立つ上、まさに生態系の要だ。
クジラといえば、小学校の給食で出たり、脂身部分は夕飯の味噌汁の具材にもなっていた。
子どもの頃によく飲んだ味噌汁は、角切りされた黒い皮付きの脂身とナスが一緒に入れられていて、我が家の夏の定番メニュー。父の大好物だった(私も好きだった)。
ピンク色のクジラのベーコンも懐かしい味だ(これは少し苦手だった)。そういえば、小学校で強制的に食べさせられた肝油もクジラ由来だったかもしれない。
これほどお世話になったクジラだけれど、20年程前にダイオキシン汚染が話題になった際、クジラにダイオキシンが蓄積していると聞いて、それ以来食べていない。
今でも時々食べたくなることはあるが、気候変動の見地からも、生物多様性の見地からも、クジラを食べてる場合ではないようだ。部位によっては今でも必要な部分はあると聞くが、それは死んで漂着したクジラで賄えばよい(今は原則そのまま埋め立て)。
やはり捕鯨はもうやめた方がよさそうだ。