NHK、メラミン樹脂製スポンジを推奨?

先日(3月24日)テレビをつけたら、NHKアサイチでメラミンスポンジを使ったお掃除術の話をやっていた。
延々とやっていたところ、視聴者からマイクロプラスチックについての指摘がいった。
すると、京大の田中先生のフリップ(ウレタンスポンジやメラミンスポンジはマイクロプラスチックになるという)が出た。
フリップまで用意してあるなら、なぜメラミンスポンジの宣伝するのか、と思っていたら、そのあと友の会の井田さんがでて、ヘチマや絹製たわしの紹介をした。環境にいいからと。
はじめのメラミンスポンジを使ったお掃除術は一体何だったのだろうか?と疑問だ。
茶渋も落ちるだの、暖かい湯につけたメラミンスポンジはこびりついた油汚れも落ちるだの、とあれだけ紹介しておきながら・・。掃除の達人としてそういう技を紹介した人も気の毒だ。

メラミン樹脂製スポンジは、マイクロプラスチックの発生源になることは既に多くの人が知っている。こすった際に出るクズはマイクロプラスチックで、下水に流れ込む。下水処理施設でマイクロプラスチックを100%除去することは不可能だから、一部はきれいにされた排水と一緒に川へ放流される。

そのクズを魚介類が食べれば、私たちの食卓に戻ってくる可能性もある。
しかし、あれを見た人たちの多くは、やはり「そんなに汚れがよく落ちるならばメラミンスポンジを使おう」と思ったかもしれない。


よくわからない番組構成だった。

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