香り成分が大気汚染の原因に 健康に影響か

科学系の米ニュースサイト『サイエンス・デイリー』*(2018.2.15)に報告された論文によると、石油系化学薬品を含む香水やシャンプー、整髪剤、ペンキ、殺虫剤などは揮発性有機化合物(VOC)を排出し、VOCは大気中の他の粒子と反応し、オゾンと微小粒子状物質(PM2.5)になる。

オゾンは喘息や肺損傷を引き起こし、PM2.5は心臓発作や脳卒中、肺ガンを引き起こす可能性があるとのこと。

車のVOC排出量は近年著しく減少したが、代わりに増加しているのがこれら家庭で使われる製品由来のVOCによる大気汚染。

最近、宅配便配達の方の衣類から漂う柔軟剤の強い香りに閉口していたが、過剰な香りはやはり身体に悪いようだ。

香害は大気汚染であり、化学物質過敏症増加の一因であることが、この論文で示されたと考えている。

*修正:学術誌SCIENCEと書いていたが、調べたところ「科学系の米ニュースサイト『サイエンス・デイリー』」の間違いのようなので修正した。

「よい香りが大気汚染を引き起こすという最新レポート [The New York Times]」↓

https://www.mylohas.net/2018/06/169085nyt_deodorant.html

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