FIT(固定価格買取制度)に温室効果ガス(GHG)の基準を入れるかどうかの議論が、佳境に入っている。
経産省は、相変わらずGHG基準を入れるつもりはないそうだ。
このままではパーム油や輸入木材などがどんどん燃やされて、再生可能エネルギーとして売られることになる。
私たちが電気代に上乗せして支払う再エネ賦課金は、決してバカにならない金額。それが、インドネシアやマレーシアのパーム油生産のための森林伐採や、泥炭湿地帯の破壊に使われるということだ。
インドネシアの森林火災による煙害は、今年も激しい。乳児らの死者も出ている。パーム油を買い続ける日本にも責任があるのではないか。
輸入木材にしても、伐採地によっては地球温暖化を加速させる。
パーム油や輸入木材を燃やして発電することが、なぜFITで認められるのか、理解に苦しむ。
<煙害についての参考>
朝日新聞デジタル(2019.9.23)「インドネシアで煙害深刻、乳児ら死亡 周辺国も巻き添え」
https://digital.asahi.com/articles/ASM9P2RP1M9PUHBI00L.html
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