日本は、レジ袋やペットボトル、食品容器包装など使い捨てプラスチックを削減するためのプラ循環戦略の目標値を、「2030年までに現状からの25%削減」ということに決めたようだ。
レジ袋は、早ければ2020年に原則として有料化を目指すとのこと。国連環境計画や欧州、カナダなどに押された形で、「外圧」によりようやく・・といった感じだが、まだ目標値が低すぎるのではないか?
先頃、目標値を発表したマレーシアは、使い捨てプラスチックを2030年までにゼロを目指すとして、そのロードマップ(行程)を発表した。
レジ袋は原則禁止で、使用する分には課税する方針。
2019年1月1日からマレーシアの都市クアラルンプール、プトラジャヤ、ラブアンでは、使い捨てプラスチック製ストローの使用が全面禁止され、違反企業は2020年から貿易・食品取扱事業免許が更新されないそうだ。
マレーシアの目標は日本よりも、本気度が伝わる内容となっている。
JTBサイトによると、セランゴールド州でも2019年1月からレジ袋提供の規制が強化され、ポリスチレン容器も小売店などでの使用が禁止されるとのこと。
<参考>
朝日新聞(2018.10.17)「使い捨てプラ30年までに25%減 レジ袋原則有料検討」↓
https://www.asahi.com/articles/ASLBJ5DCDLBJULBJ00W.html
東京新聞(2018.10.13)「使い捨てプラごみ25%削減目標 環境省の戦略素案」↓
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018101301001633.html
Sustainable Japan(2018.9.29)「【マレーシア】政府、2030年までの使い捨てプラスチック製品禁止方針発表。2019年から大都市でストロー使用禁止」↓
https://sustainablejapan.jp/2018/09/29/malaysia-plastic-ban/34673
MALAYSIA’S ROADMAP TOWARDS ZERO SINGLE-USE PLASTICS 2018-2030
JTB LAPITA 「【マレーシア】レジ袋など提供禁止に、セランゴール州で来年1月から」↓
http://www.lapita.jp/2016/08/post-2174.html