プラスチック製に代わるストローが次々と開発されている。
金属製、紙製、生分解プラスチック製・・などと続き、最近は木製も開発された。
三重大学で開発された木製ストロー(ウッドストロー)は、「木粉や紙粉などのセルロース繊維に、天然素材である「セルロース誘導体」と水を混ぜて粘土状にし、枠に入れて圧力を加える方法」とのことで、自由に成形できるため、ストロー以外のものでも簡単にできるそう。
石油系の樹脂や接着剤を使わず、100%天然素材という点が画期的だ。
木粉以外でも紙粉やコーヒーかすなどの廃棄物系でもできる点も良い。
SB(2019.3.29)「「ウッドストロー」開発者に聞く:プラ素材代替へ――野中 寛 三重大学教授」↓
http://www.sustainablebrands.jp/article/story/detail/1191996_1534.html
また、既に販売され、ホテルで試験導入された木製ストローもある。
スギを薄くスライスして巻いたものだそうで、接着剤については不明だが、高級感がある。
昔、どこでも使っていた「経木」を思い出す。
(株)クレコ・ラボ「木のストロー」↓
https://creco-lab.co.jp/product/straw.html#what
朝日新聞デジタル(2018.12.12)「木製ストロー、ホテルで試験導入 価格はプラの10倍」↓
https://digital.asahi.com/articles/ASLDC3J8PLDCULFA006.html
個人的にはストローは不要だが、健康上の理由などから必要な人もいることを思うと、こういう製品開発は必要だろう。
しかし、脱プラが「商機」に結びつくのはよいが、やはり「まずは減らす」ことを第一に、代替品の導入を検討してほしい。