「プラスチック・オーバーシュートデー」と「アース・オーバーシュートデー」の異なる考え方

プラスチック・オーバーシュートデーとは、「プラスチック廃棄物の量が管理能力を上回り、環境汚染が発生する日」として、スイスのNGOが計算したものだそうだ。

今年のプラ・オーバーシュートデーは7月28日だった。

一方、地球が一年間に提供できる「生態系サービス」量を人類が使い切ってしまう日であるアース・オーバーシュートデーは、今年は8月2日だった。

どちらもオーバーシュートする日が近いから同じような根拠で計算されているのかと思いきや、よく見ると全く違っていた。

両者の世界全体のオーバーシュートデーは近くても、各国のそれは真逆といっていいほど異なっている。例えば、日本は、プラ・オーバーシュートデーが11月22日といたって健全な国のように見える。しかし、アース・オーバーシュートデーは5月6日。日本は正真正銘の資源浪費国だということを示している。

プラ・オーバーシュートデーの考え方では、プラスチック消費量よりも、プラスチックを「適切」に管理しているかが重視されているようだ。たくさん使っていても流出量が少なければ良しとする。だから「プラスチック中毒」と海外から揶揄される日本でも上位に食い込める。

そのため、プラ・オーバーシュートデーの早い国を見ると、ナイジェリアが1月3日、インド・インドネシア・タイが1月6日、ブラジルが1月8日・・・と管理が不十分な国が並んでいる。

プラ・オーバーシュートデーの遅い国は、デンマークが12月26日、カナダが12月22日、フランスが12月13日・・と資源を浪費している先進国が並ぶ。

ちなみに中国は10月29日、韓国は10月30日だ。

プラスチック汚染の原因は、インフラが不十分な国にプラスチック製品を売りつけ、さらにプラスチックごみをそういった国々に輸出する先進国にある。しかし、この計算にはそういうことは反映されない。アース・オーバーシュートデーに比べ、不十分な計算根拠に見える。

「プラスチック・オーバーシュートデイ」の出典↓

アサリ缶詰、PFAS基準超えで昨年アメリカでリコール

中国産の2社のアサリの缶詰が昨年、PFASが高濃度で検出されたため「自主的リコール」に踏み切っていた(下記資料, p.44)。

米国食品医薬品局(FDA)が缶詰から見つけたPFASは、既に禁止されたはずのPFOAだ。

「1 ヶ月あたりおよそ 10 oz 以上食べる消費者に健康上の懸念となる可能性がある」(同資料)という。

アメリカは日本よりも厳しいPFAS基準をもっているため、リコールにいたったのだろうが、これらの缶詰は日本では合法的に売られてしまうかもしれない。

そもそも、日本のアサリ缶は、国内で調べられているのだろうか?

PFASのような内分泌かく乱物質の毒性には閾値がない。今の時代、PFASを避けて生きるのはなかなか難しいけれど、少なくとも妊婦や幼児は今のところ、アサリの缶詰をあまりたくさん食べない方が無難かもしれない。

資料には「水産物に関する食事習慣を変える必要があるかどうか疑問に思う消費者には、あな たやお子さんたちが、水産物を含む、年齢にあった多様な健康的な食事をとることを再度推奨する。水産物は、子供には脳の発達や免疫機能向上、大人には心臓や骨の健康利益、特定のがんのリスク低下に役立つなど、健康的な食事の一環として多くの栄養的利益を提供する。中国産の缶詰アサリを定期的に食べたり子供に与えたりする人は、我々がより多くの情報を得るまで、全体的な摂取量を減らしたほうがよいかもしれない」と書かれている。

<出所>

ホコリから柔軟剤の香り成分を3種類検出、化学物質の環境残留性を指摘

時間があったので、以前読み飛ばしたが気になっていた研究ノートを読んだ。佐賀大学大学院の研究チームの書いた「におい嗅ぎガスクロマトグラフィーを用いたハウスダスト中マイクロカプセル化香料の検索」『におい・香り環境学会誌51巻5号』(2020年)だ。

大学の学生演習室の清掃中に、ハウスダストから「柔軟剤のような甘いにおい」がすることに気付いた学生の指摘に端を発した研究とのこと。

一般的ものならば香料はすぐに揮発するが、残効性をウリにしている商品には香料を各種樹脂でコーティングするマイクロカプセル化技術が用いられている。マイクロカプセルに守られた状態ならば香りは長時間(長期間)残る。

この研究はその特性を利用し、官能評価、GC-O(ヒトの嗅覚を利用して化学物質を比較・同定する装置)分析、およびGC-MS分析を活用することで、ハウスダストから感じられた匂いが柔軟剤のマイクロカプセル化香料に由来していることを検証したそうだ。

結果として、ハウスダストの中の匂いが、柔軟剤由来のisopropyl 3-methylbutanoate (またはnonane)、tridecanalなど3種類の匂い物質と一致した。

研究は、香料のマイクロカプセル化技術が化学物質の環境残留性に対し新たな課題をもたらすことに、一歩踏み出している。香害の原因を明らかにし、これ以上被害を広げないためにも、研究を継続してほしいものだ。

それにしても、ホコリまで匂わせてしまうマイクロカプセル化技術は、化学物質の危険性を急速に高めている。

ハタ迷惑なだけでなく危険だ。日用品への使用を早急に禁ずるべきなのに、なぜいつまでも許しておくのだろうか。少なくとも、たばこのCMと同様、マイクロカプセル化技術を使った商品のCMも規制すべきだ。

8/5日本環境会議「神宮外苑再開発」シンポ、8/9バイオマス国際ウェビナー「米国木質ペレット工場による大気汚染排出と健康被害」

以下、2本のイベントのご案内です。

1.日本環境会議も神宮外苑再開発に反対するシンポジウムを8月5日に開催

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  日本環境会議(JEC)主催『環境と公害』公開シンポジウム
「SDGsに逆行する神宮外苑再開発」

『環境と公害』第52巻第3号 特集「神宮外苑再開発計画」を踏まえて 

日時: 2023年8月5日(土)午後1時半~4時(オンライン)

登壇者: 

石川幹子(中央大学研究開発機構教授、東京大学名誉教授)

大橋智子(建築家)

ロッシェル・カップ(経営コンサルタント、神宮外苑問題の署名活動代表)

原科幸彦(千葉商科大学学長、東京工業大学名誉教授)

司 会: 原科幸彦

※ オンラインで行いますので事前登録が必要です。

登録URL https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_zXh6Nn-uQc2JS0aULKuMWA

【シンポジウム開催の趣旨】

危機的な状況の神宮外苑。2023年1月、日本イコモスの「虚偽報告が多数」との指摘にも関わらず評価書は公示され着工。第二球場の解体工事が進み、9月には樹齢100年のものを含む樹木伐採が始まります。これは国民全てにとって重要な問題です。都市生活のQOLを損なってしまい基本的人権にも関わります。このままでは、日本中の都市公園に開発の手が伸びてしまいます。

都市において、100年もかけて育った樹木は貴重です。公共空間である神宮外苑の樹木は戦火の中でも生き残った、東京都心のレガシー。全国からの献金、献木、勤労奉仕で創られただけでも貴重ですが、加えて100年の間、守られ育てられてきたという歴史があります。

この歴史的な価値を尊重するのが、SDGsです。事業者はいずれも、SDGsの推進をと言っています。ならば、この100年間の重みはわかるはずです。イチョウやケヤキなど、数百年も育つ樹木を伐採するのは理がない。レガシーをと都知事が言うのなら、これを守るべきです

しかも、樹木は保存して、ラグビー場も野球場も改修する案が複数出されています。これらに目を向けないのは合理性に欠けます。あまりにも不透明な進め方です。

*参考 『環境と公害』第52巻第3号(2023年1月25日発行)で、神宮外苑再開発を特集

特集②〉 神宮外苑再開発計画 <目次>

特集にあたって――神宮外苑再開発計画 原科幸彦

近代日本の文化的資産である神宮外苑の保全と継承に向けてー社会的共通資本である都市の緑地の保全に向けてー 石川幹子


神宮外苑再開発計画にみる問題――市民の立場から 大橋智子

日本とアメリカ、大きく違う計画への市民参加――問われる民主主義 ロッシェル・カップ

神宮外苑の環境はアセスメントで守れるか――日本の制度の効果と限界 原科幸彦

2.NGOによるバイオマス国際ウェビナーを8月9日に開催

8/9(水) 9:00~10:30 開催
 バイオマス国際ウェビナー「米国木質ペレット工場による大気汚染排出と健康被害」
 https://www.gef.or.jp/news/event/230809biomasspollution/   
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再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により促進されている木質バイオマス発電や、石炭とバイオマスの混焼向けに、今後、約850万トンの木質ペレットが米国から輸入されると予想されている。

生産地では、大量の木材を伐採し調達し続けることによる生物多様性や森林の多面的機能への影響だけでなく、木質ペレット工場からの大気汚染物質排出による住民の健康被害も問題となっている。これまでにドラッグス社やエンビバ社のペレット工場が米国の大気汚染防止法違反で罰金を科されている。

ペレット工場の多くは、黒人などマイノリティのコミュニティ、つまり所得や教育水準が低く、トラブルがあっても訴訟などについての知識や経済的余裕が乏しい人々の暮らす地域に建設されており、「気候正義」の観点からも問題があると考えられる。

この問題は、米国国内における公害であると同時に、大量の木質ペレット輸入国である日本にとっても、持続可能性やビジネスと人権の観点から無関係ではない。

本セミナーでは、木質ペレット工場からの大気汚染に詳しい現地の専門家・Patrick Anderson氏(Environmental Integrity Project)に状況を伺い、日米両国が今後どのように取り組んでいくべきかについてディスカッションする。

▼開催概要
日時:2023年8月9日(水)9:00~10:30
開催方法:Zoomウェビナー(同時通訳付き)
参加費:無料(要事前登録)

▼お申込み
zoom登録フォーム
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_EtRkm3IRR764qKqINBHgFA#/registration

▼お問い合わせ先
バイオマス産業社会ネットワーク 泊 E-mail: mail(a)npobin.net Tel: 047-389-1552

地球・人間環境フォーラム 飯沼 E-mail: event(a)gef.or.jp 

(a)を@に変換してお送りください。


有機フッ素化合物の記事でいただいたコメントへの返信

昨日、「有機フッ素化合物のパンフレットがわかりやすい」の記事に下記のコメントをいただきました。

「日本全国にどの位保管されているのですか・・

泡消火器というが家庭の消化器も該当するのですか。
形状は,粉末なのですか、液体なのですか、気体なのですか。」

そのままコメントを承認しようとしましたが、そのまま承認すると、ニックネームではなく、コメント者の本名がアップされそうだったので、とりあえずここでご紹介・ご返信させていただきます(もしそのままアップした方がよければ、お手数ですが再度ご連絡ください)。

家庭用消火器については、神奈川県のサイトに下記のように書かれています。

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/pf7/suisitu/joukyou/yuukihussoqa.html#q5-1

「自宅の消火器にも有機フッ素化合物が使われているのですか」:

「家庭用として一般的な粉末消火器にはPFOS及びPFOAは使われていません。
その他、過去に製造された中性強化液消火器や機械泡消火器については、PFOS又はPFOAを含有している場合があります。御心配な方は、一般社団法人日本消火器工業会のホームページで御確認下さい。」

この書き方だと、PFOSやPFOAは含まれていないようですが、その他のPFASは含まれている可能性があるということだろうと思います。

また、PFASの形状は、粉末も液体も気体もあります。

とにかくPFASは種類が多いので、何でもあり!です。(ただし、京都大学の原田浩二先生によると、現在の主なPFASはイオン性で、蒸発しにくいそうですから気体は少ないかもしれません)

使われている製品は泡消火器だけでなく、焦げ付き防止機能のあるフライパンや防汚処理されている繊維、ハンバーガーなどの食品包装、日焼け止めクリームなど多岐にわたります。

一部のPFASは禁止されても、他のPFASは現在も製造され続けていますので、すべてのPFASを早急に禁止すべき、と主張するPFAS研究者は多くいらっしゃいます。

EUでは、PFAS全般を対象とする規制案の検討が進められています。現在パブリックコメントの募集中で、規制の採択は2025年ごろの予定です。

EUの規制について↓

https://www.keidanren.or.jp/journal/times/2023/0622_06.html

<関連記事>

金魚やニジマスも人工芝充填材(ゴムチップ)を食べている

多くの商業魚がマイクロプラスチックを食べていることがわかっている。

最近では、食物連鎖を調べるため、マイクロプラスチックで汚染した農地でレタスを栽培し、それを昆虫に食べさせ、その昆虫を魚の餌とすることで、魚にもマイクロプラスチックが蓄積する実験も行われた。

では、人工芝に充填されるゴムチップはどうなのだろうか?

国際基督教大学などの実験によると、ニジマスなどの肉食魚も、人工芝グラウンドから流出するゴムチップを食べてしまうそうだ。

実験に使われたゴムチップは実際に大学の人工芝グラウンドで使われていたもので、自動車用タイヤやワイパー、窓枠を作製する際に出る余材を細かく粒子状にしたものだ。

比重は1.28あり、水に沈むタイプだ。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkshs/56/1/56_13/_pdf/-char/en

また、金魚もゴムチップを食べることが発表されている。金魚の腸から、ゴムチップが見つかった。

https://www.nature.com/articles/s41598-023-28672-3

いくら流出防止のためのガイドラインを作っても、人工芝グラウンドからゴムチップの流出を完全に止めることは不可能だ。

たとえ、食べたゴムチップを魚が排泄したとしても、ゴムチップには多種類の有害化学物質や重金属が添加されている。魚にそれらが蓄積することで、生態系への影響は計り知れない。

相模原市内でも近年、新たに人工芝グラウンドが作られ、さらに軟式野球場の人工芝が敷設されようとしているが、そんなに必要なものだろうか。

えびせんから大量のマイクロプラ。原因は不明

韓国のえびせん「セウカン」とカニ風味スナック「コッケラン」から、多量のマイクロプラスチックが検出されたそうだ。

混入原因はわかっていないが、「セウカン」から1グラム当たり13個のマイクロプラスチックが検出されたとのことなので、それほど多量というわけでもないような?

一般的なサイズ(1袋90グラム入り)のセウカンであれば、1袋に1170個のマイクロプラスチックが入っていることになるという。

おそらく日本の駄菓子からもこの程度のマイクロプラスチックは検出される気はするが、原因は海産物だろうか?それとも工場の空気がマイクロプラスチックで汚染されていたせいか。

もし後者だとしたら、その原因は何だろう?リサイクル工場などもある工場団地のようなところならば、製造工程に高性能の空気清浄機が必要かもしれない。

リサイクル施設から大量のマイクロプラ。リサイクル施設が増えて大丈夫?

イギリス・スコットランドの研究で、リサイクル施設からおびただしい量のマイクロプラスチックがでていることが証明された。

複数回の洗浄が主な原因らしい。

洗浄は複数回行われるため、研究チームは工程の4カ所で排水のサンプルを採取したとのこと。

マイクロプラスチックがリサイクル施設から発生していることは、以前のドイツのマイクロプラスチック発生量の内訳を見てもわかっていたが、焼却施設からもでていたので、あまり気にしていなかった。しかし、こんなに排水からでていることはドイツでも想定外だったのではないか。

調査の対象となったリサイクル施設はまだ新しく、最新の設備を備えていた。50μm(マイクロメートル)以上の粒子を捕集するフィルターを導入していたという。

しかし、それでも排水1立方メートルあたり、最大750億個の粒子が含まれていたそうだ。

「フィルターがない場合、この施設単独で排出するマイクロプラスチックは年間最大650万ポンド(約3000トン)になるが、フィルターを通せば300万ポンド(約1360トン)まで減らせる計算になる」とのこと。

https://wired.jp/article/yet-another-problem-with-recycling-it-spews-microplastics/

つまりフィルターを設置しても、半分強程度しか減らせないということか。

しかも、サンプルを採取したうちの2カ所では、見つかったマイクロプラスチックの約95%が10μm未満、85%が5μm未満だったそうだから、捕捉できないレベルのもっと小さいナノプラスチックがどれほど大量に発生しているは想像に難くない。

日本では、昨年施工されたプラスチック新法で、削減よりもリサイクルが推奨されている。そのため、新しいリサイクル工場が各地で稼働を始めた。

もし、来年末までに決まるはずの国際プラスチック条約でも似たようなことになれば、世界中ナノ・マイクロプラスチックだらけになりそうで、ゾッとする。

もちろん、焼却はリサイクルよりも問題が多いので、焼却を推奨したくない。

国際条約では、プラスチック生産の大幅削減を決めてほしい。

リサイクルについての論文は↓

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2772416623000803

サッカー場の人工芝張り替えに8000万円、新たな施工に1.2億円。環境ホルモン入りでも気にしない?

サッカー愛好者にとって、人工芝グラウンドは悲願なのだろうか。

最近、人工芝化するためのクラウドファンディングを最近よく見かける。

しかしプロ選手は、ケガしやすいことを理由に人工芝グラウンドを嫌っていると聞く。せっかくプロになっても、ケガをして復帰できなくなったらかなわないので当然だろう。

プロを目指す人は、いくらお金を出しても人工芝にしたいのかもしれないが、1度人工芝にしたら、張り替えに8000万円もかかるそうだ。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/238923

しかも、グラウンドに新たに人工芝を敷設する際は、1億2000万円とのこと。

天然芝の1.7倍から1.8倍の金額だという。

https://grassias-tokyo.com/blog/【グラウンドに人工芝を敷くなら】敷設費用や維/#:~:text=人工芝をグラウンドに,の金額になります%E3%80%82

メンテナンスは人工芝のほうが多少安くても、張り替えまでを考えたら天然芝の方が断然安いことは明白だ。

金額以外に、環境面・健康面を考えても人工芝は問題が多い。

東京農工大の高田秀重先生によると、人工芝にはノニルフェノールなどの環境ホルモンまで入っているそうだ。

https://www.facebook.com/hideshige.takada.9

ノニルフェノールは怖い。環境省が初めて動物実験でメダカのメス化を確認した化学物質だ。

天然芝グラウンドと人工芝グラウンドが隣り合っているスポーツ公園へよく行くが、天然芝にはいつも小鳥がいるが、人工芝では見たことがない。

小鳥は人工芝の危険を察知しているのに、人間は察知できないようだ。

相模原市津久井地区でごみ収集を効率化

日本経済新聞(2023.6.13)によると、相模原市の中山間地である津久井地区で、「廃棄物の収集運搬をデジタル技術によって効率化する実証実験を始める」そうだ。

具体的に何をどうするのかわからないが、世帯数の少ないエリアでごみ収集車が走るルートなどのデータを分析し、効率的に回収できるようにするのだとか。

具体的なことが全くわからなかったので少し調べたところ、小田急電鉄が山林の不法投棄の取り締まりも兼ねて、効率化によるCO2削減効果などを検証するようだ。

実証実験の期間は6月19日から来年3月末まで。