1998年の「紙容器、環境ホルモンで脚光」は、今再びよみがえる?

ため込んだ資料の整理をしていたところ、1998年6月10日(日経産業新聞)の「酒類・食品の容器、環境配慮で衣替えーー紙容器、環境ホルモンで脚光」という過去記事が目に入った。

すっかり忘れていたが、脱プラで紙製容器に注目が集まる昨今と同じような話が、過去にもあったのだった。

しかし、その内容を読むと、ハナマルキが発泡スチロールカップから紙製カップ入りの即席味噌汁を発売したという話以外は、紙とはあまり関係がない。例えば宝酒造が、ペットボトル入り焼酎「宝焼酎2.7<エコペット>」を発売するなどという話などは、どこが「紙」なのか?

要するに、紙容器に注目が集まったものの、採用例は少なく、書くネタがなかったということだろう。

しかし、最近の紙への注目度はこれまでにないほど高いような気がする。

紙容器といっても、これまでのようなプラスチックがラミネートされているようなものではなく、これからのものは本当に全部分解するものがよい。撥水加工も要らない。

もちろん基本はガラスや金属、陶磁器、木などを使ったリユース容器で、使い捨ての紙容器はあくまでも補助的な位置づけだ。来年はそういうものが普及してくれるとうれしい。

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