プラスチックごみによる海洋汚染問題は、地球温暖化問題同様、緊急に対処すべき問題である。
どういう種類のごみが多いかについては、数えながらごみを拾う(一社)JEANなどののデータにより判明している。
例えば、ICC2016によると、「ボトルキャップ(プラスチック)」は11番目(破片類を除くと8番目)に多いごみである。これらキャップは、コアホウドリなどの生物に誤食されている。
かつて飲料缶のプルタブは、缶から外れた。しかし、野外に落ちたプルタブで、子どもが足に怪我をしたり、動物が誤食するなどの被害が増加し問題になったことから、今ではプルタブは缶から外れなくなった(背景として、アメリカで、外れるプルタブを禁止する州が増加したことがある)。
キャップの落ちないタイプのペットボトルは既に存在している。特許がらみの問題などもあるのかもしれないが、食環協は、散乱するボトルキャップを減らすため、キャップの落ちないタイプのペットボトル以外では飲料を販売しないというルールを業界内に設けるべきではなかろうか。
もし、食環協が自主的にできないのならば、農水省か環境省が業界を指導すべきである。
ノルウェーの飲料容器自動回収機の映像を見ると、キャップ付きのペットボトルがキャップが付いたまま回収されている。
参考:「デポジット制度:ノルウェーのペットボトルリサイクル制度」↓
ICC2016↓
http://www.jean.jp/activity/result/Jean2016shortR2.compressed.pdf
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