人工芝にもPFASが含まれるそうだ。
ミシガン州に拠点を置く非営利環境グループであるエコロジーセンターが調べたところ、調べた8つの芝サンプルのすべてから、PFASが検出されたという。
芝は通常、ポリエステルやポリプロピレン、ナイロンなどで作られ、無害のように見える。しかし、芝を作る際、押出機を詰まらせるため、プラスチックにPFASを添加する。すると、詰まらずにうまく押出機を通過するそうだ。
PFASなしで芝を作ることは考えにくいらしい。
そういえば、最初に人工芝を作ったのは、ラウンドアップなどで有名な化学会社のモンサントだ。その手のものが入っていても不思議はないかもしれない。
これまで人工芝の危険性は主に充填材(ゴムチップ)にあると考えていたが、芝部分と芝の台になっているマットにもあるということか。
2017年、交換後の古い人工芝のロールが積み上げられていたため、そのロールから切り取ったマットの芝部分を捨て、マット部分を調べたらそれからもPFASが検出されたそうだ。しかも、検出されたPFASはPFOSだ。
また、その場所の近くに湿地があり、その水を調べたら、そこからもPFOSが検出されたそうだ。
人工芝もPFASによる水汚染の一因になるということだ。
<参考>
The Interecept(2019.10.8)(英語)↓
https://theintercept.com/2019/10/08/pfas-chemicals-artificial-turf-soccer/
日本語ブログ↓
https://ameblo.jp/rudoharu/entry-12777920917.html
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