トルコで来年1月からデポジット制度開始(追記:延期)

トルコで2022年1月1日から、飲料容器のデポジット制度が開始される。

トルコの政策であるゼロ・ウェイストプロジェクトの一部のようだ。

これで国は、年間約1億3300万ドル(15億TL)を節約できるとのこと。飲料容器の回収場所は、ショッピングモールや大型スーパーマーケット、街の広場など、にぎやかな場所に設置されるそうだ。

日本では、最近なぜか多くの自治体が飲料メーカーに取り込まれ、産官連携?のつもりなのかわからないが、一緒に協力して質の良いペットボトルを回収し、リサイクルしようという方向に変わってきつつある。

これで自治体が支払うペットボトルの回収・選別費用全体がトータルで減っていればよいが、どうなのだろうか?企業にうまく利用されているだけではないかと気になっている。

使い捨て飲料容器については、自治体には1円も税金を使ってほしくない。回収からリサイクルまですべて企業責任ですべきだ。

<追記2023.2.7>

RELOOPの2022年レポートによると、トルコのデポジット制度開始は2023年1月まで延期されたとのこと。しかし、他の情報では、2025年まで延期されるという話もある。

<トルコについての参考>

Daily Sabah(2021.11.21)「Deposit return scheme set to join Turkey’s zero waste project」↓

https://www.dailysabah.com/turkey/deposit-return-scheme-set-to-join-turkeys-zero-waste-project/news?eType=EmailBlastContent&eId=49a74bcb-bb26-4783-9820-b51663053cc9

なぜ柔軟剤を使うの?

昨日、エアコンの取り付けに来てくれた工事の人が、信じられないほど強烈な匂いを放っていた。柔軟剤の匂いだ。本人は気づいていないようだったが、そこの家庭では、高残香性タイプの強烈な柔軟剤を使っているようだ。はた迷惑な話だ。

最近、宅配の人の衣類の匂いも気になる。宅配の人の体臭など気になったことはないが、服から匂う柔軟剤の匂いに閉口することが増えてきた。ひどい時には匂いが届いたダンボール箱にまで移っている。

今日、洗剤メーカーの営業マンとたまたま話をする機会があった。柔軟剤の中にマイクロカプセルを入れるのをいつになったらやめてくれるのか、と聞いたところ、香りが必要だと考えるお客さんもいらっしゃるからやめられないとのこと。

そうではないだろう。香りが必要だと、CMで洗脳される人がいるだけの話だ。体臭があるなどと脅されて、香りはエチケットなどと騙される人が買う。それが香り付き柔軟剤だと思う。

香りなしタイプの柔軟剤も化学物質の塊だ。洗濯で、危険な化学物質を衣類から落とすならばわかるが、洗濯でわざと化学物質まみれにして、皮膚に余計な刺激を与える・・理解できない。

最近は便利な液体石鹸も売られている。液体石鹸ならば、粉石鹸よりも使いやすいから、合成洗剤を使っている人はぜひ液体石鹸に乗り換えてほしい。そうすれば、柔らかく仕上がるので、柔軟剤を使う必要はなくなる。

不滅のペットボトル?

動画「不滅のペットボトル」を見た。最後にペットボトルがウインクするところが、正直キモい。

この動画は、なぜか気持ちを逆なでする。ペットボトルがヒーロー面しているからだろうか?

プラスチック汚染問題は日々深刻さを増している。昨年のトロント大学などの研究チームの発表によると、プラスチックごみの約11%が海に流出しているそうだ(2016年のデータを元にした推計)。ペットボトルも多数流出していることは間違いない。

2010年のデータをもとにしたジャムベックらの報告よりも、海洋へのプラスチック流出量はさらに増えている。

こんな深刻な事態なのに有効な手を打つことなく、ペットボトルをさもヒーローのように扱うこの広告は、どういう意図で作られたものだろうか。

せめてデポジット制度でメーカーが真剣に回収してくれていれば、これほど腹が立つこともないのだろうけれど・・。ペットボトルは「不滅」でないほうがいい。

「不滅のペットボトル」(全国清涼飲料連合会)↓

ネオニコ系農薬、子どもの脳に影響か

ネオニコチノイド系農薬は日本では規制されていないので、近所のドラッグストアでもいくらでも買える。

使う人が多いため、昆虫は減り、そのせいで鳥や魚も減った。それだけでなく、子どもの脳にも悪影響のある可能性があるそうだ。

宍道湖でウナギやワカサギが捕れなくなっても、飼っているハチが巣に帰ってこなくなり養蜂家が困っても、農薬メーカーによる補償はない。これっておかしいのではないか?

子どもに影響しても、当然何の補償も証拠もお詫びもない。

国は、弱い立場の被害者よりも、強い経団連に守られた農薬メーカーの儲けを守り、規制も禁止もしない。

ネコニコ系農薬を、EUのように一刻も早く禁止してほしい。

この手の放送は、農薬メーカーからのクレームをテレビ局が恐れるため、少ないが、この番組はがんばっている。

14日まで見逃し配信が見られる↓

https://tver.jp/corner/f0088281