炎上相次ぐEV車。本当にエコ?

EV車の炎上事故が世界的に増えている。

先日も台湾の俳優が乗ったテスラ車が炎上した↓

https://www.excite.co.jp/news/article/Recordchina_898233/

台湾の事故では人が救助されたがまだよいが、韓国では衝突から3秒後に炎上したため、救出できず乗っていた人は全員助からなかったそうだ↓

充電中に発火することも多いらしく、充電中のEV車が次々に炎上していく映像もネット上に流れている。

中国の大学構内に停車していたバスは猛暑のためか、自然発火で次々と炎上したそうだ↓

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000216376.html

フランスでもバスが炎上している↓

https://merkmal-biz.jp/post/11710

自然発火したり、わずかな衝撃で燃え上がるような車に乗るのは、まるでカチカチ山のタヌキの心境だろう。

EV車はまだ発展途上。温暖化を促進しそうだ。エコとは程遠い。

インド、7月から使い捨てプラ規制を強める

インドが7月1日から使い捨てプラスチックの規制を強化した。

前から予告はされていたけれど、ようやく実現した。

「インド環境・森林・気候変動省(MoEFCC)は、7月1日からポリスチレンおよび発泡スチロールを含む特定の使い捨てプラスチック(Single Use Plastic:SUP)製の袋、カップ、ストロー、皿、ペットボトル、特定の個別包装などの違法な製造、輸入、在庫、流通、販売、使用の禁止規則に対して、国および州レベルの管理室を設置し厳格化する」(JETRO, 2022.7.12)

とのこと。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/07/939dbf28ffa25da5.html

朝日新聞によると、違反者には罰金が科される可能性があるそうだ。

「インドで1日、スプーンやフォークなどの使い捨てプラスチック製品の製造や輸入、販売、使用を禁止する規則が施行された。地元メディアによると、違反者は最大で5年間、刑務所に収容されたり、10万ルピー(約17万円)の罰金が科されたりされる可能性があるという」(朝日デジタル, 2022.7.1)

https://www.asahi.com/articles/ASQ7166MVQ71UHBI01X.html

また、「一部の報道によると、違反者には最大5年間、刑務所に収容されるか、10万ルピー(約17万円)の罰金が科される可能性がある」という報道もある(ELEMINIST, 2022.7.8)

https://eleminist.com/article/2164

デリー州で10日間猶予したという報道もあるが、概ね開始されたようだ。

具体的な禁止品目は

「プラスチック棒付き耳かき、風船用プラスチック棒、プラスチック旗、キャンディー棒、アイスクリーム棒、装飾用ポリスチレン、プラスチック皿、カップ、グラス、フォーク、スプーン、ナイフ、ストロー、トレイ、菓子箱の周りの包装または梱包フィルム、招待券、タバコの包み、100ミクロン未満のプラスチックまたはPVCバナー、撹拌機などです。さらに、一定の厚み以下のビニール袋も年末に禁止される」(ESG Journal, 2022.7.11)

とのこと。

ペットボトルについては、ラベルが禁止になったということのようだが、詳しい規制は不明だ。

ポカリスウェットがビンで発売

LOOP(ループ)にビン入りのポカリスウェットが加わったそうだ。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/93956

イオンやイオンスタイル66店舗で販売され、250mLで248円。ビンを返却すると、77円が返金される。

これはかなりうれしい。

しかし、できればポカリ以外の飲料がよかった。私自身、ポカリを買うのは山などへ行くときだけなので。

すべての商品がこのような容器でフツーに買えるようになれば、今のような大量廃棄社会はなくなり、もう少し安心して暮らせるのに、と思う。

子どもと大人のマイクロプラスチック生涯蓄積量

Lifetime Accumulation of Microplastic in Children and Adults(子どもと大人のマイクロプラスチック生涯蓄積量)という興味深い論文があった↓
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8154366/

マイクロプラスチックを含むことがわかっている8種類の食品(魚、軟体動物、甲殻類、水道水、ボトル水、塩、ビール、牛乳)と大気から摂取するマイクロプラスチックについて、ヒトの体内に入る量から排泄される分などを差し引いて、シミュレートして体内に残るマイクロプラスチック量を計算したものだ。

マイクロプラスチックと一緒に体内に入る化学物質についても検討したそうだ。

結論として、マイクロプラスチックも化学物質も、他の体内に入る無機粒子量や化学物質量などに比べると、微量だから影響は少ないだろうという結論のようだ。

しかし、身体中にまんべんなく溜まるわけではなく、特定の臓器に蓄積するだろうことを考えると、今後もヒトへの影響を調査する必要はあるそうだ。「局所的に、はるかに高い濃度に達するだろう」とのこと。

摂取するMPsは、食品よりも大気からのほうが多い。

また、果物や野菜に含まれるマイクロプラスチックについては計算していないそうだが、これらに含まれる量を考慮すると、かなり増える。しかし、たとえ7桁まで増えたとしても1日に摂取する無機粒子の量の0.004%に過ぎないとのこと。