進まない脱プラ、人工芝は家庭でも増えている

近所にポトスに似たプラスチック製の造花を庭のフェンスに絡ませている家がある。3年ほど前に気づいて、通りかかる度に見ていると、最近白っぽくなってきた。

そのうち、風で葉が千切れて飛んでいきそうだ。そうなる前に撤去してほしいが、手をかけたせいか、なかなか撤去しそうにない。

そのポトス造花の家とは別のエリアに、新築住宅が並ぶ区画がある。どの家の庭も、狭いながらもきれいに整備されている。しかしよく見ると、芝が天然ではなく人工芝の家がある。最近の人工芝はよくできているので、これまで気づかなかった・・。

今の時期は、天然芝は薄い黄色だが人工芝は目が覚めるような緑。色で区別して探せばすぐに見つかりそうだ、とあちこち歩き回ってみた。あるわあるわ、思っていた以上に人工芝を庭に敷いている家が見つかった。

いかにも防草マット代わりに自分で敷きました、というような簡易な人工芝マットの家もあれば、施工業者による精巧なものを庭の一部に敷いている家もある。

昔ながらの人工芝風の玄関マットも、商店の店先や個人住宅の玄関先でいくつか見つかった。泥道など今時そんなにないのだから、この手の玄関マットは必要ないのでは?と思うが、根強い人気があるようだ。ピンヒールなどなかった時代に流行ったものだろうか。

そういえば以前、ピリカの調査で、川のマイクロプラスチックは人工芝が最多で、特に家庭などで使われる人工芝が多いという報告があった。

少し調べてみると、人工芝市場の年平均成長率は5.2%と着実に伸びているようだ。

「人工芝市場、2021年~2028年までのCAGRは5.2%と予測」によると、「人工芝市場は2021年に28億4,728万米ドルとなり、2028年には40億6,736万米ドルに達すると予測されています。2021年から2028年までの年平均成長率は5.2%の見込み」とのこと。

とりわけ、アジア太平洋地域の家庭での人工芝使用量が増えているそうだ。「2020年、人工芝市場では、アジア太平洋地域が最大の収益シェアを占めています。アジア太平洋地域の人工芝市場成長の主な要因は、家庭分野での人工芝の利用が増加している」とのこと。

https://japan.zdnet.com/release/30680276/

「脱プラ」と言いながら、日本ではグラウンドだけでなく、個人住宅の庭でも人工芝が確実に増えている。

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