京都府亀岡市で、日本で初めてレジ袋の提供禁止条例が来年の3月議会に提出される。
8月1日の施行を目指すそうだ。
紙製や生分解性プラスチックの提供は禁止されない。
日本全体としては、来春からレジ袋の有料化がスタートするが、有料化ではすぐに慣れ、一時期は減ってもまた増える可能性がある。
レジ袋の材料であるポリエチレンは、人間にとり安全なプラスチックだと思われていたが、マイクロプラスチックになった場合、実は環境にとって悪い面の多いことが最近わかっている。
例えば、劣化したポリエチレンはメタンなどの温室効果ガスを大量に発生させる。メタンは二酸化炭素よりも25倍も温室効果の高いガスだ。
レジ袋に空の弁当容器やペットボトルを入れて、自然の中に放置されているのをよく見かける。しかし、少し時間の経ったレジ袋は、拾おうと思ってもすぐにバラバラになり拾えないことが多い。
そのため、せめてレジ袋に入れずに捨ててくれれば・・と思うこともある。
ある種の甲殻類が、レジ袋1枚を175万個ものマイクロプラスチックにしたという実験結果もある。
レジ袋は、クジラやウミガメなど海洋生物に被害をもたらす以外にも、他に多くの悪影響を環境に対し与えている。
世界も有料化から禁止の方向へ向かっている。禁止条例は妥当だと思われる。
<参考>
徳島新聞(2019.10.4)「レジ袋禁止、違反業者公表も」
https://www.topics.or.jp/articles/-/264481
奈良新聞
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