おしゃれな新聞パッケージ

土産用に酒を買い、箱を開けたら酒瓶が新聞紙に包まれていた。

以前よく英字新聞をパッケージに使っているのを見たことがあるが、日本語の新聞は初めて見た。

とても新鮮でお洒落に見える。

これがもし発泡スチロールの緩衝材や、合成繊維の不織布などであれば興ざめしたところだ。

説明に「蔵内原酒をそのまま壜詰し、中身保護と資源再利用するため、新聞紙で包装しました」とあった。

中国、来年から固体廃棄物の輸入を禁止

中国は、来年(2021年)1月から、全種類の固体廃棄物の輸入を禁止すると発表した。

2018年から古紙の輸入量もかなり減らしていたが、ついにゼロにするようだ。

日本の古紙の行方が気になる。国内でリサイクルを進めるのが一番よいだろうが、そんなに簡単なことではない。

そのため、日本で使い切れない古紙は今後、東南アジアに向かいそうだ。しかし、いずれ東南アジアの国々も「要らない」というだろうから、やはり古紙にも「拡大生産者責任」が必要だろう。

そうしなければ、古紙利用率は今より高くなりそうにない。

<参考>

AFP通信(日本語)(2020.11.28)「中国、すべてのごみの輸入禁止 2021年1月から」↓

https://news.yahoo.co.jp/articles/083c130314501d429023abb286963bbe9e6b5c73

XINHUA NET(2020.11.27)China to ban all imports of solid waste from 2021↓

http://www.xinhuanet.com/english/2020-11/27/c_139547665.htm

狛江市のごみ半減新聞がおもしろい

東京都狛江市の「ごみ半減新聞」が参考になり、面白い。
経費などの情報公開度が高い。
情報公開度の低い市は、プライバシーなどを言い訳にするが、たいていは職員に知識がなかったり、面倒だから公開しないことが多いような気がする。ヘタに質問されても答えられないため。
狛江市は、ごみの組成分析も一般市民への参加を求め、分析結果を公表している。
一般市民への参加は通常、ごみ排出者へのプライバシーに配慮して、なかなか一般参加を求めないものだが、おそらくそのあたりは何らかの手を打った上で、一般市民を参加させているのだろう。
組成調査に参加することは、市民にとって、よい勉強になるはず。
46号を見ると、住民の古紙の選別が進んでいることがよくわかる。

審議会の名前も「狛江市ごみ半減推進審議会」。
ごみ半減への市の意欲がよく伝わってくるネーミングだ。

<参考>
ごみ半減新聞バックナンバー↓
https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/41,0,323,2025,html
狛江市ごみ半減推進審議会↓
https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/51,0,481,html

くら寿司も中川政七商店も「脱プラ」

くら寿司が、抽選ゲーム「ビッくらポン」のカプセル容器をプラスチック製から紙素材に切り替えていくと発表したそうだ。
紙カプセルは、パルプとでんぷんなどで作り、大宝工業(大阪府守口市)などと共同開発したもの。
以前から、このビッくらポンのカプセルが気になっていたので、うれしい。これで安心してくら寿司へ食べに行ける。
(でも最近、くら寿司はマイハシを持参しても10円値引きがないような?マイハシ値引きをやめたのかな?それとも定員さんが知らないだけか??)

また、中川政七商店がシカに配慮し、プラ袋を廃止して紙袋に変えた。
紙袋は1枚50円だそうだから、断る人も多そうでとても良い。
この紙袋、再生紙製ならばもっと良いが、どうなのだろうか?
中川政七商店のオーガニックコットンのガーゼマスクも、お値段は高いが、なかなか良さげ。

<参考>
日本経済新聞(2020.6.16)「くら寿司、店内ゲームに紙カプセルを試験導入 」↓
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60416130W0A610C2LKA000/?fbclid=IwAR136FdXGm78rZwYXUauR7OMaj4J1NHk-KHoKCsdB_H_yArYWTCIhui0g7s&n_cid=DSPRM1489

日本経済新聞(2020.6.17)「中川政七商店がプラ袋廃止 奈良の鹿の誤食きっかけ 」↓
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60457230X10C20A6LKA000/

中川政七商店のガーゼマスク↓
https://www.nakagawa-masashichi.jp/shop/e/ev0196/

環境省、使用済み紙おむつリサイクルのガイドライン発表

環境省が、使用済み紙オムツのガイドラインを発表した。

紙オムツは使い捨てだから布オムツの方が望ましいのはいうまでもないが、赤ちゃん用はともかくとして、大人用紙オムツは高齢化社会の必需品だろう。

そうであれば、焼却よりもリサイクルの方が望ましい。脱焼却・脱埋立を目指すゼロ・ウェイスト政策を実現するためにも、紙オムツのリサイクルは欠かせない。

もちろん、リサイクル施設からマイクロプラスチックが漏れ出すことのないように万全を期す必要があるし、コストや環境負荷、衛生面などクリアしなければならない問題は多い。

紹介事例の中で、リサイクルする場合と焼却の場合のCO2比較やコスト比較をしているケースがあり、参考になる。

日本での事例として、福岡県大木町、鹿児島県志布志市、鳥取県伯耆町を紹介している。鳥取県伯耆町はリサイクルというより熱回収だが、これはこれで参考になる。焼却炉老朽化に伴い、可燃ごみを減らすための策として始めたようだ。小さい町でも可能であることに勇気づけられる。

イタリアの技術も紹介されている。「焼却と比べ、1 トンの使用済紙おむつあたり 388kg の二酸化炭素減少となる」「リサイクルは、95%可能であり、残りの 5%は焼却して、熱高圧加水分解装置に注入する蒸気の発生に使用」(p.60)と試算されているそうだ。

<参考>

環境省「使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」

http://www.env.go.jp/press/files/jp/113702.pdf

 

廃プラや古紙の輸出はごみの押しつけか

最近、リサイクル批判をよく耳にする。「海外にごみを押しつけるな」とか「リサイクル幻想」などという言葉も飛び交っている。

要は、これまで海外や焼却に依存していた日本のリサイクル姿勢を批判しているので、これについてはその通りと思う部分も多い。

しかし、過度なリサイクル批判、資源輸出批判に、最近少し戸惑っている。

批判を聞いていると、資源ごみの輸出は、まるで日本が無理矢理海外へごみを押しつけ、海外ではそれらをリサイクルできずに、困って投棄しているかのように聞こえる。

もちろん、廃プラや古紙に故意にごみを混在させたり、ごみ混入を知りながら輸出する業者もいる。しかし、それは一部だ。

大半は、先方の注文に合わせ、フツウに回収し、フツウに梱包し、輸出している。

資源ごみの輸出全般を「ごみの押しつけ」などといわれ、多くの回収業者や輸出業者は、心外だと思っているのではないか。

とはいえ、相手国でリサイクルできないようなごみを廃プラと一緒に(あるいはリサイクル困難な廃プラを)輸出していたケースがあったことも事実。

現地では、安い人件費を使ってそれらを資源とごみに分け、ごみを野積みした結果、周囲に環境汚染を引き起こしたり、積んであったごみが海へ流れ出してしまったケースもあった。

バーゼル条約により、汚れた廃プラの輸出規制が、来年から強化されるようになったのは良かったと思う。

それにしても、これから困るのは古紙の余剰。中国は、古紙輸入を今年いっぱいで終わりにするそうだ。来年から中国へ古紙を輸出できなくなると、日本の古紙は一部焼却せざるを得ない。

そうならないように、今すべきことは、メーカーがもっと再生資源を使って製品を作るようになるための法整備(例えば、バージン原料使用への課税や、製品毎に再生資源の最低含有率の義務付け、など)と、消費者としては、必要以上の過度な品質を製品に求めないことなどだろう。

もちろんこれは紙製品だけでなく、プラスチックやガラス、金属などの製品にも当てはまることだ。

<バーゼル条約についての参考>

JETRO(2019.5.21)「汚れた廃プラスチック、バーゼル条約で規制対象に」↓

https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/05/8b624be5eec14dad.html

 

ローソン、冷凍食品のプラスチックトレイを紙製に

ローソンは24日から、一部店舗の一部冷凍食品トレイを紙製に切り替えるとのこと。

紙製とはいえ、内側にプラスチックがラミネートされているようだが、これにより、プラスチック使用量を商品1つあたり23.4g削減できるそうだ。

ついでに、販売しているポリスチレン製(発泡スチロール製)納豆パックも紙製に切り替えてくれればよいが・・・、これだけでもまずは一歩前進か。

それにしても、なぜ納豆パックの紙製は、紙コップ型のものしか見ないのだろう?発泡スチロール製食品容器は、海外では禁止の方向。日本も規制した方がよいと思うのだが・・。

<参考>

日本経済新聞(2020.3.10)「ローソン、冷凍食品に紙トレー プラ容器削減へ 」↓

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO56589880Z00C20A3TJ1000/

スタバ、新型コロナ対策でマグカップ使用を中止 使い捨てに

スターバックスコーヒーが、新型コロナウイルス対策のため、マグカップ、ステンレスフォーク・ナイフの使用を一時休止し、紙カップ、プラスチックフォーク・ナイフの使い捨てに切り替えた。

そればかりか、顧客が持参したタンブラーでのドリンク提供も一時休止。つまり、これまでボトルを持参すると20円割引きしてくれていたが、それもなくなるということか。

新型コロナを理由に、これまでの環境対策から一時撤退したスタバの経営判断に疑問を感じる。

店内使用の食器類を使い捨てに切り替えることで、感染リスクが本当に下がるのか。スタバはその手のデータを持っているのだろうか?

また、タンブラー持参は自己責任でやっているのだから、それまで中止するというのも理解できない。

少なくとも筆者は、自分の持参したカップやタンブラーの方が、使い捨て食器類よりはるかに安心して使える。

おそらく、感染者かもしれないタンブラー持参者の容器を従業員が触れることで(あるいはその逆で)、感染が拡大する可能性を考えているのだろうが・・考えすぎではないだろうか。

スタバがこの方針を撤回するまで、利用をしばらく控えようかと考えている。

<参考>

流通ニュース(2020.3.2)「スターバックス/新型コロナウイルス影響でカップ類を使い捨てに変更」↓

https://www.ryutsuu.biz/strategy/m030226.html

日本経済新聞(2020.3.2)「スタバ、原則使い捨て容器に 新型コロナ拡大防止で」↓

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56261040S0A300C2TJ1000/

 

ユニクロ、レジ袋有料化を延期

ファーストリテイリングは、ユニクロとGUで4月から予定していたレジ袋有料化を延期する。

これまでのレジ袋を紙袋に切り替え、有料(1枚10円)にする予定だったが、紙袋の切替が遅れているため、有料化も延期するとのこと。

切り替えが遅れている理由は、コロナウイルスの影響で消費が落ち込み、これまでのレジ袋が予定よりも余っているためかも?とも思うが、理由は不明だ。

消費が落ち込んでいるこの時期に、余計なことはしたくないのかもしれない。

古紙余剰問題解決のためにも、早急に再生紙製紙袋への切替えを進めて欲しいものだ。

<参考>

日本経済新聞(2020.3.9)「ファストリ、レジ袋の有料化を延期 紙製への切り替えに遅れ」↓

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL09HSF_Z00C20A3000000/

マスクとトイレットペーパー、原料が違うのになぜ品薄?

新型コロナウイルス関連で、トイレットペーパーやティッシュペーパーの棚もガラガラだ。

多くの人はマスク欲しさに来店し、「ついで買い」した結果の品薄ではないかと思うが、NHKによると「マスクとトイレットペーパーが同じ原料で作られていて品切れになる」などというデマが流れたとのこと。

一般的な不織布製マスクの多くはポリプロピレンなどの合成樹脂、つまりプラスチックでできている。

一方、トイレットペーパーやティッシュペーパーは紙だ。

トイレットペーパーは100%紙でできている。ティッシュペーパーには、濡れても破れにくいように紙力増強剤(合成樹脂)がほんの少しだけ使われているが、やはりほぼ100%が紙。(そういえば、ウェットティッシュは不織布製が多いから、マスクと原料が近いかも?とも思うが、買いだめするほどではない。)

プラスチックと紙、原料が全く違うのに・・恐怖心を煽るデマは、信じられやすいということか。

デマは本当に怖ろしい。中にはコロナウイルスより怖ろしいデマもありそうだ。

<関連記事>

古紙余剰なのに・・ソフトバンクも勘違い?

<参考>

NHK(2020.3.2)「トイレットペーパー“品薄はデマ” も不安に歯止めかからず」↓

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200302/k10012309761000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001