シンガポールでは多くのスーパーが、2023年7月3日までにレジ袋を有料化するとのこと。使い捨て製品の使用を減らす取り組みの一環だ。
金額は少なくとも1枚5セントで、既に1枚20セントのレジ袋代を科しているスーパーもあるそうだ。
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シンガポールでは多くのスーパーが、2023年7月3日までにレジ袋を有料化するとのこと。使い捨て製品の使用を減らす取り組みの一環だ。
金額は少なくとも1枚5セントで、既に1枚20セントのレジ袋代を科しているスーパーもあるそうだ。
相模原市長は、市内の人工芝の増加をどう考えているのだろうか。そう思い、もとむら賢太郎市長の公式ブログを見てみた。
「人工芝」でブログ内検索をかけたところ、2022年2月10日のブログがヒットした。
「相模原スポーツ・レクリエーションパークは、相模総合補給廠共同使用区域に一昨年の11月から芝生広場と遊具広場、そして昨年の4月には人工芝グラウンドを順次オープンし、多くの皆様にご利用いただいているところです」とある。
また、「令和5年度には、人工芝の軟式野球場」も整備するとのこと(2020.12.14)。
相模原市営グラウンドの人工芝化は、市長も推進しているようだ。
さらに、「プラスチック」と入れて、同じウェブサイト内で検索をかけると、パイロットのオーシャンボールペンの話がヒットした。市のSDGsパートナーであるパイロットが海ごみで作ったボールペンを紹介している。
海ごみでボールペンを作るのもよいだろうが、それよりも人工芝を増やさないことの方がはるかに重要だ。
海ごみを利用して何かを作ることは、溢れている風呂の床に溜まった水をスプーンですくい上げ、その水を花壇の花の水やりに利用し、「こんなに有効利用しましたよ!」といっているようなものではないかと思う。
もしかして市長は、人工芝がプラスチックからできていることを知らないのだろうか?
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近所にポトスに似たプラスチック製の造花を庭のフェンスに絡ませている家がある。3年ほど前に気づいて、通りかかる度に見ていると、最近白っぽくなってきた。
そのうち、風で葉が千切れて飛んでいきそうだ。そうなる前に撤去してほしいが、手をかけたせいか、なかなか撤去しそうにない。
そのポトス造花の家とは別のエリアに、新築住宅が並ぶ区画がある。どの家の庭も、狭いながらもきれいに整備されている。しかしよく見ると、芝が天然ではなく人工芝の家がある。最近の人工芝はよくできているので、これまで気づかなかった・・。
今の時期は、天然芝は薄い黄色だが人工芝は目が覚めるような緑。色で区別して探せばすぐに見つかりそうだ、とあちこち歩き回ってみた。あるわあるわ、思っていた以上に人工芝を庭に敷いている家が見つかった。
いかにも防草マット代わりに自分で敷きました、というような簡易な人工芝マットの家もあれば、施工業者による精巧なものを庭の一部に敷いている家もある。
昔ながらの人工芝風の玄関マットも、商店の店先や個人住宅の玄関先でいくつか見つかった。泥道など今時そんなにないのだから、この手の玄関マットは必要ないのでは?と思うが、根強い人気があるようだ。ピンヒールなどなかった時代に流行ったものだろうか。
そういえば以前、ピリカの調査で、川のマイクロプラスチックは人工芝が最多で、特に家庭などで使われる人工芝が多いという報告があった。
少し調べてみると、人工芝市場の年平均成長率は5.2%と着実に伸びているようだ。
「人工芝市場、2021年~2028年までのCAGRは5.2%と予測」によると、「人工芝市場は2021年に28億4,728万米ドルとなり、2028年には40億6,736万米ドルに達すると予測されています。2021年から2028年までの年平均成長率は5.2%の見込み」とのこと。
とりわけ、アジア太平洋地域の家庭での人工芝使用量が増えているそうだ。「2020年、人工芝市場では、アジア太平洋地域が最大の収益シェアを占めています。アジア太平洋地域の人工芝市場成長の主な要因は、家庭分野での人工芝の利用が増加している」とのこと。
https://japan.zdnet.com/release/30680276/
「脱プラ」と言いながら、日本ではグラウンドだけでなく、個人住宅の庭でも人工芝が確実に増えている。
小平市では、市営グラウンドの人工芝化に反対する市民団体が、市に要望書を渡したと聞き、相模原市内の人工芝状況を調べている。
相模原駅近くに新しくできた「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」が2021年に人工芝になったと知り、見に行った。
https://machida.keizai.biz/headline/3256/
用途に合わせ4面あるうちの1面が既に人工芝になっていて、サッカーが行われていた。
また、もう1面も人工芝にするための工事が進められていた。
「令和4年8月中旬から令和5年3月中旬まで」軟式野球場を人工芝にするなどの工事をするとのこと。こちらはまだ人工芝は貼られていないが、工事は着々と進められているようだった。
相模原市も市営グラウンドの人工芝化を進めているようで、恐ろしい。
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東京都の校庭芝生化事業は、もともとは天然芝を考えていたはずだが、最近は人工芝の学校が増えているようだ。
2021年7月の東京新聞によると、「都教育庁によると、人工芝の校庭は23区の区立小約120校で採用」とのこと。
120校というのが、芝生化している学校の何パーセントに当たるかわからないが、足立区では2021年7月時点で28校採用だそう。「学校施設の維持管理を担当する中部地区建設課によると、降雨後に水はけが良いこともあって人工芝の校庭が増え、区立小学校69校のうち28校が採用している」と書かれている。
ということは、少なくとも足立区立小学校では3分の1以上の学校が人工芝にしたようだ。
人工芝の校庭では、どんな生き物が育つのだろうか。昔の校庭にはアリやダンゴムシ、ゲジゲジ、バッタなどもいて楽しかった。小石を拾い集めそれを大きな石で砕き、いろんな色の粉を作る「石屋さんごっこ」などもした。
人工芝で学べることがあるとしたら、どういう使い方をすると、マイクロプラスチックが発生しやすくなるか、ということなどだろうか。
人工芝に決めた管理者たちは、一体子どもに何を学ばせたいのだろう?プラスチックの有用性か?
最近の研究によると、ポリエチレンのマイクロビーズによる実験で、マイクロビーズが風によって少しずつ摩耗することがわかったそうだ。
つまり、校庭の人工芝も風で摩耗することで、マイクロプラスチックの発生源になり、子どももマイクロプラスチックを吸い込む可能性があるということだ。もちろん、千切れた芝が側溝に落ち、川から海へ流れることも確実。
都の校庭芝生化事業の目的には確か、ヒートアイランドを緩和するということもあったはずだが、効果はあったのだろうか?植物と違い蒸散作用のない人工芝でその目的が達成できるとは思えないが・・。
<補筆>
都に確認したところ、人工芝は都の校庭芝生化事業の対象ではないそう。つまり、区立小中学校校庭の人工芝化は、都からの補助金なしに区が独自にやっているようだ。
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産油国でも使い捨てプラスチックを禁止する。
アラブ首長国連邦は、2026年までに使い捨てプラスチック製品の国内での使用や流通を段階的に禁止するとのこと。
まず2024年1月1日から使い捨てレジ袋の使用が禁止される。製造も輸入も流通も原則禁止だ。
2026年1月1日からは、「カップ、ふた、ナイフ、フォーク、スプーン、皿、発泡スチロール製を含む食品容器など、使い捨てのプラスチック製品の使用が全面的に禁止」するとのこと。
<出所>
JETROビジネス短信(2024.2.10)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/02/f108123bd20d2dac.html
欧州には人工芝の墓場とも呼ぶべき人工芝専門の「リサイクル」施設があるらしい。
オランダ公共放送の動画を見て愕然とした。
オランダの自治体では、リサイクル費用として人工芝のピッチ1面につき1~2万ユーロを廃棄物業者に払っているそうだ。リサイクルされていると思われるが、実際はそうではないようだ。
オランダでは5月下旬のサッカーシーズンが終わると、毎年、張り替えが必要な200枚以上の人工芝マットが撤去される。
しかし、人工芝はプラスチックだけでなく、砂とゴムも付いていて、それらは重金属で汚染されているとのこと。
撤去された人工芝マットはどこへ行くのか、と番組制作者は車でそれらを積んだトラックを追いかけた。着いたところがTUFリサイクリングという人工芝専門の産廃施設。その施設の中には膨大な量の人工芝マットと砂、ゴムチップが積まれていた。特にロール状のマットの量がすごい。
その後、あちこち取材を重ね、情報公開請求もおこなって、下記のドキュメンタリー番組を作った。
オランダにはこの手の会社が2社あるが、2社とも違法な量のマットを保管しているそうだ。しかし、これらを知っても当局は「社会的に重要な仕事だから」と手を出さない。ヘタに手を出して、サッカー場の芝の張り替えができなくなったら困るのだろうか。
引き取った人工芝は、敷地内にロール状のまま積み上げているものも多いが、スリナムやキュラソー、ガーナなどへ「製品」としても送られている。それらは、ソーラーパネルなどの下に防草シート代わりに敷かれるようだ。
オランダ公共放送の番組↓
日本ではおそらく大半を燃やしているのではないかと思うが、どうなのだろうか?
仮に防草シートとして使われたとしても、もしくはロール状のまま放置されたとしても、芝の破片がマイクロプラスチックとして飛散するのは避けられない。燃やす方がマシか、とも思うが、そんな単純な話でないことは、この放送を見ても想像できる。
燃やすには切断が必要だから、切断するためには芝から砂やゴムチップを除去しなければならない。その際にどれほど多くの人工芝が破片(マイクロプラスチック)になるか・・と考えただけでゾッとする。それら破片が全て回収されるとは思えない。従業員の健康も気になる。
下の動画も人工芝がテーマだ。人工芝のフィールドからどれほど多くの芝が剥がれ落ち、マイクロプラスチックになるかも、この映像でよくわかる。グラウンド横の側溝や道ばたに溜まっている大量の人工芝が不気味だ。
欧州でさえ、人工芝をまともにリサイクルできないならば、どのように処理するのがよいのだろうか?日本の人工芝はどう処理されているのか?
人工芝はマイクロプラスチックとして海洋を汚染するのは間違いない。以前のピリカの調査でも人工芝は一番多いマイクロプラスチックだった。
さらに、風による摩擦で目に見えないほど小さく微細化し、大気中に漂うマイクロプラスチックにもなるようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/da75f00ab15498b4358395e394adb023b502046f
こんなに問題の多い製品は極力使わないに超したことはないが、日本では人工芝に張り替える公園が増えているようだ。
相模原市内でも数年前、横山公園の運動公園が人工芝に変わった。「季節を感じる運動公園。平成29年4月から人工芝グラウンドがオープン!」とある。
https://iko-yo.net/facilities/92932
人工芝グラウンドで季節が感じられる気はしない・・悪い冗談に聞こえる。
また、相模原駅近くにも2021年4月に「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」がオープンした。フットボールもできる人工芝グラウンドがウリだ。
東京都でも、学校のグラウンドの芝生化を進めていて、天然芝ではなく、人工芝を採用している学校もあるようだ。
人工芝を利用するプレーヤーはケガをしやすいとか、熱中症になりやすい、など人工芝には多くの欠点がある。さらに、芝の破片はマイクロプラスチックとして海洋のみならず、大気も汚染する。
しかも、必ず数年で張り替えが必要だから、コスト的には天然芝より高くなると聞く。
欠点だらけだけれど、メンテナンスがラクなどのメリットもあるだろう。利用者にとって便利なことは間違いない。しかし、人工芝による環境汚染を考えると、人間は人工芝とは共存できないような気がしてくる。
それにしても、脱プラが必要な今、なぜ人工芝が増えているのだろうか?それほど必要とは思えないところにまで、最近は使われている。
これまでは人工芝の悪影響について、知識としては知っていたが、本当にはわかっていなかったことが、この動画2本を見てよくわかった。
使い捨てカトラリー(フォークやスプーン)など、使い捨てプラスチックを禁止する国が増えている。
スリランカでも今年6月から禁止されたそうだ。
理由はゾウやシカが野外のゴミ捨て場に捨てられたプラスチックを食べ、死亡する事例が相次いだためとのこと。
禁止されるのは、「プラスチック製のカトラリーとカクテルシェーカー、造花などの製造・販売が対象」とのこと。
既にカトラリーや食品パッケージ、おもちゃの輸入は、2021年から禁止されていたというが、国内でのプラスチック製品の製造・販売は規制されていなかった。
これからはカトラリーや造花が、スリランカ国内で使われることはなさそうだ。
<出所>
「スリランカ、使い捨てプラ使用・製造禁止へ ゾウ保護で」(2023.2.16)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0f60390a39c5101a46a9e796f175e2c331d522c
発泡ポリスチレン(発泡スチロール)入りの納豆がイヤで、以前から小杉食品の経木入り納豆を食べていた。
1年ほど前に、ふとマークが印刷されていることに気づいた。何のマークかと読んでみると、マークを集めて送るとプレゼントをくれるとのこと。
20枚送った場合は抽選になるそうだが、200枚ならばもれなくプレゼント、とのことなので、早速200枚集めて送ったところ、納豆の詰め合わせが届いた!
中身はほぼこの↓納豆ギフトセットと同じ内容。
ただし、この写真にある「ドライ納豆あおさのり」は入っていない。代わりに「おちびさん」納豆が入っていた。それ以外はほぼ同じで、いろいろな種類の納豆が楽しめる。
普段買うのは経木入りの「都納豆」(北海道産大豆)だけれど、たまには他の味も食べたいので、またせっせと集めようと思う。
マークが付いた納豆は、都納豆とおちびさんシリーズの納豆だけのようだ。
「ちょっとうれしいプレゼント」↓
https://www.miyakonattou.com/ochibisan.php
<関連記事>
ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は、「スキップ・ザ・スタッフ」法案に署名した。
この法案は、顧客の要求がない限りテイクアウトやデリバリーサービスの際、特定の使い捨て製品や容器を付けることを禁止するもの。
これにより、2024年7月1日以降、使い捨てのプラスチック製カトラリーや調味料の小袋、余分な食品容器などを顧客が要求しない限りサービスすることは禁じられるようだ。
<出所>
https://www.wastedive.com/news/new-york-city-skip-the-stuff-bill-plastic-foodware/640844/
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