マクドナルドのおもちゃ、まだプラスチック製を配布?

テレビを見ていたら、マクドナルドのハッピーセットのお知らせが流れた。リサイクルするから、使わなくなったおもちゃを持ってくるように、とのこと。

まだやっていたのか、とビックリ。

イギリスとアイルランドのマクドナルドでは、2021年初頭までに、ハッピーセットの玩具のプラスチック使用をやめる。

代わりに「ぬいぐるみや持続可能な紙製のギフトや本など」に替えるとのこと。

ぬいぐるみはコットンやウールなどだろうか?わからないが、紙製の絵本などが増えるのかもしれない。

それにしても、なぜ日本のマクドナルドはまだプラスチック製玩具配布を続けているのだろう?リサイクルするから良いと思っているのだろうか。

玩具ではなく、味と素材(安全・安心)で勝負してほしい。

<参考>

AFP(2020.3.17)「マクドナルドのおもちゃ、英とアイルランドで脱プラスチックへ」↓

https://www.afpbb.com/articles/-/3273829

 

 

 

経産省、コンビニレジ袋の辞退率実験の結果を公表 写真は効果大

経済産業省が、コンビニでの3週間にわたるレジ袋実験結果を公表した。

「レジ袋を配布する」をデフォルト(初期設定のこと)とし、不要な場合に「辞退カード」を提示してもらうようにした店舗では、取組の前と比べて辞退率がほとんど変化しませんでした。
一方で、「レジ袋を配布しない」をデフォルト(必要な場合に「申告カード」を提示してもらう)にした店舗では、辞退率が大幅に上昇しました。さらに、カードの設定を無くした後も、一定の辞退率を維持しています。

「行動経済学」に基づく実験だそうだが、結果は既にわかっていた通りで、だいぶ前から多くのスーパーでも「必要な人はカードを提示」する方式を採用している。

しかし、面白いのは、カードの図柄が大きく影響したという点だ。同じ必要な人のみカードを提示する方式でも、カードの内容で辞退率に大きな差があった。

一番辞退率が大きかったのが、海洋ごみの写真が掲載されたカードで、文字だけよりも効果が大きい。しかもその効果は、日を追うごとにより鮮明になった。

それに比べ、文字のみのほうはリバウンドしている。

写真がいかに効果があるかがよくわかる。他のことにも応用できそうだ。

<参考>

経済産業省(2020.3.27)「ナッジを活用した庁舎内店舗におけるレジ袋削減の試行実験の結果を取りまとめました」↓

https://www.meti.go.jp/press/2019/03/20200327016/20200327016.html

 

 

 

「ペットボトルは使い捨て容器ではない」で論争 

コカ・コーラとタイの包装会社Indorama Venturesが、マニラ南西部のカビテ州で、2021年に完成予定の1,900万ドルの施設の契約を締結したそうだ。

完成すればフィリピン最大の「ボトルtoボトル」(ボトルをリサイクルし、またボトルに戻す)の工場になる。

そこまではフツウのニュースだが、なんと両社が「ペットボトルは使い捨ての容器包装ではない」と主張し、論争を巻き起こしているとのこと。

両社の言い分は、ペットボトルは100%リサイクル可能で、使い捨てではない、ということだ。

それに対し環境団体は、ペットボトルは使い捨てモデルの一部だと主張。リサイクルされたとしても、水とエネルギーを必要とし、その結果、有毒な廃液と排出物が発生するとして、両社の言い分を一蹴。

環境系の人でなくとも、多くの人が、ペットボトルは使い捨てであることに同意するだろう。いかに回収され、仮にペットボトルに戻ったとしても、それまでの間にいくつものハードル(回収・選別など)があり、それを乗り越えなければならない。そのハードルを越えたとしても、劣化によりリサイクルできない繊維もある。

おそらくこの工場は、ケミカルリサイクルではなくメカニカルリサイクルの工場だろう。リサイクルする度に一定量の劣化は避けられない。

そもそも回収すらおぼつかず、これだけの汚染を引き起こしていながら「使い捨てではない」というコカ・コーラらの主張など、通るわけがない。

<参考>

Eco-Business(2020.3.24)Will Coke’s new recycling facility help ease the Philippines’ plastic woes?;

https://www.eco-business.com/news/will-cokes-new-recycling-facility-help-ease-the-philippines-plastic-woes/

 

 

 

 

ごみ箱のないレストランがオープン

米ニューヨーク州ブルックリンにゼロ・ウェイストのレストランが誕生しているそうだ。

昨年オープンした「Rhodora」(ロドーラ)は、ごみ箱のない世界でも数少ないレストランの1つ。

使い捨てプラスチックは一切許可しない。段ボール製のワインボックスはシュレッダーにかけ堆肥化する。コルク栓はクツの原料として寄付しているとのこと。

新型コロナの影響で、潰れなければよいが・・・

<出所>

Smithsonian(2020.3.16)The Rise of ‘Zero-Waste’ Restaurants;

https://www.smithsonianmag.com/innovation/rise-zero-waste-restaurants-180974394/

コンビニ3社、7月からレジ袋有料化

ファミマ以外は有料化を表明していなかった大手コンビニが、ようやく3社ともレジ袋を有料にすると発表。

価格についての発表はまだないが、おそらく3社で揃えるつもりだろう。できれば20円以上、それがムリでも5円以上にしてほしい。2円程度ではレジ袋削減効果は限定的で、一時的には多少減るが、すぐに元に戻るだろう。

本当は再生紙製の紙袋にしてほしいところだが、3社ともバイオマス30%のプラスチック袋のようだ。

植物などのバイオマス素材が25%以上入っていれば無料配布も可能だが、あえて有料にすると決めた。

コンビニ周辺に小さいレジ袋がフワフワ舞っているのをよく見かける。有料にすることで、そのような光景が減るかもしれない。

<参考>

日経新聞(2020.3.19)「セブンなどコンビニ大手3社、全レジ袋をバイオマス配合に 有料化 」↓

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57022070Z10C20A3916M00/

廃プラや古紙の輸出はごみの押しつけか

最近、リサイクル批判をよく耳にする。「海外にごみを押しつけるな」とか「リサイクル幻想」などという言葉も飛び交っている。

要は、これまで海外や焼却に依存していた日本のリサイクル姿勢を批判しているので、これについてはその通りと思う部分も多い。

しかし、過度なリサイクル批判、資源輸出批判に、最近少し戸惑っている。

批判を聞いていると、資源ごみの輸出は、まるで日本が無理矢理海外へごみを押しつけ、海外ではそれらをリサイクルできずに、困って投棄しているかのように聞こえる。

もちろん、廃プラや古紙に故意にごみを混在させたり、ごみ混入を知りながら輸出する業者もいる。しかし、それは一部だ。

大半は、先方の注文に合わせ、フツウに回収し、フツウに梱包し、輸出している。

資源ごみの輸出全般を「ごみの押しつけ」などといわれ、多くの回収業者や輸出業者は、心外だと思っているのではないか。

とはいえ、相手国でリサイクルできないようなごみを廃プラと一緒に(あるいはリサイクル困難な廃プラを)輸出していたケースがあったことも事実。

現地では、安い人件費を使ってそれらを資源とごみに分け、ごみを野積みした結果、周囲に環境汚染を引き起こしたり、積んであったごみが海へ流れ出してしまったケースもあった。

バーゼル条約により、汚れた廃プラの輸出規制が、来年から強化されるようになったのは良かったと思う。

それにしても、これから困るのは古紙の余剰。中国は、古紙輸入を今年いっぱいで終わりにするそうだ。来年から中国へ古紙を輸出できなくなると、日本の古紙は一部焼却せざるを得ない。

そうならないように、今すべきことは、メーカーがもっと再生資源を使って製品を作るようになるための法整備(例えば、バージン原料使用への課税や、製品毎に再生資源の最低含有率の義務付け、など)と、消費者としては、必要以上の過度な品質を製品に求めないことなどだろう。

もちろんこれは紙製品だけでなく、プラスチックやガラス、金属などの製品にも当てはまることだ。

<バーゼル条約についての参考>

JETRO(2019.5.21)「汚れた廃プラスチック、バーゼル条約で規制対象に」↓

https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/05/8b624be5eec14dad.html

 

ローソン、冷凍食品のプラスチックトレイを紙製に

ローソンは24日から、一部店舗の一部冷凍食品トレイを紙製に切り替えるとのこと。

紙製とはいえ、内側にプラスチックがラミネートされているようだが、これにより、プラスチック使用量を商品1つあたり23.4g削減できるそうだ。

ついでに、販売しているポリスチレン製(発泡スチロール製)納豆パックも紙製に切り替えてくれればよいが・・・、これだけでもまずは一歩前進か。

それにしても、なぜ納豆パックの紙製は、紙コップ型のものしか見ないのだろう?発泡スチロール製食品容器は、海外では禁止の方向。日本も規制した方がよいと思うのだが・・。

<参考>

日本経済新聞(2020.3.10)「ローソン、冷凍食品に紙トレー プラ容器削減へ 」↓

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO56589880Z00C20A3TJ1000/

スタバ、新型コロナ対策でマグカップ使用を中止 使い捨てに

スターバックスコーヒーが、新型コロナウイルス対策のため、マグカップ、ステンレスフォーク・ナイフの使用を一時休止し、紙カップ、プラスチックフォーク・ナイフの使い捨てに切り替えた。

そればかりか、顧客が持参したタンブラーでのドリンク提供も一時休止。つまり、これまでボトルを持参すると20円割引きしてくれていたが、それもなくなるということか。

新型コロナを理由に、これまでの環境対策から一時撤退したスタバの経営判断に疑問を感じる。

店内使用の食器類を使い捨てに切り替えることで、感染リスクが本当に下がるのか。スタバはその手のデータを持っているのだろうか?

また、タンブラー持参は自己責任でやっているのだから、それまで中止するというのも理解できない。

少なくとも筆者は、自分の持参したカップやタンブラーの方が、使い捨て食器類よりはるかに安心して使える。

おそらく、感染者かもしれないタンブラー持参者の容器を従業員が触れることで(あるいはその逆で)、感染が拡大する可能性を考えているのだろうが・・考えすぎではないだろうか。

スタバがこの方針を撤回するまで、利用をしばらく控えようかと考えている。

<参考>

流通ニュース(2020.3.2)「スターバックス/新型コロナウイルス影響でカップ類を使い捨てに変更」↓

https://www.ryutsuu.biz/strategy/m030226.html

日本経済新聞(2020.3.2)「スタバ、原則使い捨て容器に 新型コロナ拡大防止で」↓

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56261040S0A300C2TJ1000/

 

ユニクロ、レジ袋有料化を延期

ファーストリテイリングは、ユニクロとGUで4月から予定していたレジ袋有料化を延期する。

これまでのレジ袋を紙袋に切り替え、有料(1枚10円)にする予定だったが、紙袋の切替が遅れているため、有料化も延期するとのこと。

切り替えが遅れている理由は、コロナウイルスの影響で消費が落ち込み、これまでのレジ袋が予定よりも余っているためかも?とも思うが、理由は不明だ。

消費が落ち込んでいるこの時期に、余計なことはしたくないのかもしれない。

古紙余剰問題解決のためにも、早急に再生紙製紙袋への切替えを進めて欲しいものだ。

<参考>

日本経済新聞(2020.3.9)「ファストリ、レジ袋の有料化を延期 紙製への切り替えに遅れ」↓

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL09HSF_Z00C20A3000000/

環境団体、プラスチック汚染でコカコーラやペプシを提訴

カリフォルニア州の環境団体Earth Island Instituteが、コカ・コーラ、ペプシ、ネスレなど10社を提訴した。

提訴は、彼らがプラスチック汚染の原因者であることが理由。

毎年8〜20百万トンのプラスチックが、地球の海に大量に流入するのは、彼らが販売した使い捨てのプラスチック包装によるものだとして、そのプラスチック汚染がもたらした損害を是正するための支払いを求めている。

また、実際にはほとんどリサイクルされていないにもかかわらず、「リサイクル可能」として宣伝するのをやめることも要求している。

この訴訟の背景には、昨年7万2000人ものボランティアが実施したビーチクリーンがある。訴えられたのは、その時に回収されたプラスチックごみのトップ10企業、すなわちクロロックス、クリスタルガイザー、マース、ダノン、モンデリーズインターナショナル、コルゲートパルモリーブ、プロクター&ギャンブルだ。

環境団体は、企業が生産しているプラスチックがどういう結果をもたらしたか、その責任を負わせたいとしている。

<出所>

The Guardian(2020.2.27)Coke and Pepsi sued for creating a plastic pollution ‘nuisance’;

https://www.theguardian.com/environment/2020/feb/27/california-plastic-pollution-lawsuit-coke-pepsi